整骨院スタッフ教育で多くの院長が悩むポイント

整骨院を経営している院長にとって、スタッフ教育は大きな課題のひとつです。
「どうしてすぐ辞めてしまうのか」「なぜやる気を持続できないのか」と頭を抱える方も多いでしょう。
経営に偏るとスタッフ不満が増える理由
「売上を伸ばす」「数字を管理する」ことに意識を集中しすぎると、スタッフからはこんな声が上がりやすくなります。
- 「給与が低いからやる気が出ない」
- 「先生の前だけ頑張ればいい」
- 「ルールが厳しいだけで働きにくい」
このように「数字に偏った経営」の弊害については、こちらの記事で詳しく解説しています →整骨院を伸ばす経営戦略は治療家の軸にあり|店舗拡大より大切なこと
数字管理だけではスタッフは育たない
数字は確かに大切です。しかし、それだけでは人は動きません。
スタッフ教育の本質は「人を数字で管理すること」ではなく、「人が自ら成長したくなる環境を作ること」です。
「やる気がない」「すぐ辞める」と感じてしまう背景
「最近の若いスタッフは根性がない」と嘆く院長もいます。
ですが、本当にそうでしょうか?
多くの場合、スタッフのやる気が育たないのは「院長の姿勢」が伝わっていないからです。
整骨院スタッフ教育の本質は院長の在り方にある

整骨院スタッフ教育の最大のポイントは、数字でもルールでもなく、院長自身の在り方です。
スタッフは院長の背中を見て学ぶ
スタッフは、言葉よりも院長の行動を見ています。
患者さんと向き合う姿勢、施術への真剣さ、臨床を楽しんでいるかどうか。
こうした「現場での背中」が、スタッフ教育において最大の教材なのです。
臨床を楽しむ姿勢がチームに伝わる
院長が治療を楽しんでいると、その空気は自然にチームへ伝わります。
逆に、院長が疲れた顔で数字やルールばかりを話していれば、スタッフも同じ方向に流れてしまいます。
治療家としての「原点と哲学」については、こちらで掘り下げています → 整骨院経営の哲学|治療家の原点を忘れたときに広がる虚しさとその解決法
数字よりも大切なのは治療家としての喜び
患者さんからの「楽になりました!」という声、技術が磨かれる喜び。
こうした 治療家としての喜び を軸にすることが、スタッフ教育においても最も大切なのです。
整骨院スタッフが成長するマネジメントの条件

では、スタッフが自発的に学び、成長していく環境をつくるにはどうすればいいのでしょうか。
院長が現場に立ち続けることの意味
現場に立ち続ける院長の姿は、スタッフにとって最大の学びです。
「先生が本気で臨床に向き合っている」という姿が、スタッフのやる気を引き出します。
ルールやマニュアルより「軸」を共有する
細かいルールやマニュアルも必要ですが、それ以上に大切なのは「軸の共有」です。
「なぜこの仕事をしているのか」「どんな患者さんを助けたいのか」
数字よりもこの軸を共有することが、スタッフ教育の出発点です。
スタッフ教育と技術指導を同時に進める方法については → 整体技術の上達に限界を感じた院長へ|再現性ある学びで臨床力を強化する方法
スタッフが自発的に学び始める環境づくり
スタッフは「教えられる」より「感じ取る」ことで動き出します。
そのためには、院長自身が学び続け、臨床を楽しんでいる姿を見せること。
それが最も効果的なスタッフ教育なのです。
平井塾が提案するスタッフ教育の仕組み

平井塾では、技術教育と在り方教育を同時に育む仕組みを提供しています。
- FJAで臨床思考を育てる
- 姿勢循環整体で「学びをルーティン化」する
- 院長の在り方をチームに共有する
こうした教育体系は、スタッフ教育に悩む院長にとって大きな助けになります。
FJAが育てる構造思考型の臨床力
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)は、単なる処置型の手技ではありません。
「なぜこの症状が起こったのか?」を考える力 をスタッフに育てます。
これにより、現場力と臨床思考が同時に磨かれます。
姿勢循環整体でルーティン学習を実現
姿勢循環整体は、全身を整えるルーティン手技。
スタッフが繰り返し実践することで、技術の習得が加速し、自信を持って臨床に臨めるようになります。
技術教育と在り方教育を同時に育むアプローチ
FJAと姿勢循環整体を組み合わせることで、スタッフは「技術」と「在り方」の両方を学べます。
これにより、単に働くだけのスタッフから、治療家として成長し続ける仲間へと変わっていきます。
まとめ|数字管理ではなく院長の臨床姿勢がチームを変える

整骨院スタッフ教育の本質は、ルールや数字管理ではなく、院長自身の臨床姿勢です。
治療家の喜びを共有することが最大の教育
「施術って楽しい」「患者さんの笑顔が嬉しい」――
この治療家としての喜びを、スタッフと共有することが教育の原点です。
スタッフ教育の本質は「在り方」の継承
スタッフは、言葉ではなく院長の姿勢から学びます。
その背中を通じて「治療家としての在り方」が受け継がれていくのです。
院長自身が輝くことで整骨院全体が成長する
結局、整骨院経営を安定させる最大の戦略は、院長自身が臨床を楽しみ続けること。
その姿がスタッフを動かし、院全体を輝かせるのです。
スタッフ教育に悩む院長へ

もし今、
- スタッフのモチベーションが続かない
- 教育してもすぐに辞めてしまう
- 数字管理ばかりで心が疲れている
と感じているなら、平井塾での学びが役立つはずです。
平井塾では、FJAと姿勢循環整体を通じて「治療家の軸」を育てる教育体系を整えています。
これはスタッフ教育にも直結し、数字ではなく「在り方」を共有する仕組みになります。
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投稿者情報【平井 大樹】

株式会社美絆 代表取締役。みゅう整骨院 代表。整体教育機関ゴッドハンドへの道「平井塾」代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。
「治療家を職業から誇りへ」を信念に、紹介だけで予約が埋まる「本物の治療家」を育てる平井塾を主宰。施術歴20年、延べ10万人以上を施術し、リピート率98.5%、新規予約は5年待ちという圧倒的な実績を持つ。
【平井塾が生まれた理由】
高校卒業後、スポーツトレーナーの世界で「本当に人の役に立ちたい」という強い想いを胸に治療家の道へ。雇われ院長時代には、1日来院数255名という日本一の実績を達成。しかし、数字を追い求める中で、本当にやりたかったこととのギャップに悩み、独立後は広告を一切使わない「紹介のみ」の治療院を確立しました。
その経験から、「技術だけでなく、患者さんの心に寄り添う在り方こそが、真のゴッドハンドへの道である」と確信。2020年から始めたセミナー事業も、広告を一切使わず、口コミだけで年間91回開催、延べ770名もの治療家が集まる場所となりました。
【平井大樹の圧倒的な実績】
私が提唱する「在り方で信頼され、結果で指名される」という哲学は、以下の圧倒的な実績によって証明できる確信しています。
- 長期継続患者数:私が施術している毎月211人の患者様のうち、5年以上継続が211名,そのうち10年以上が93名。これは、一般的な治療院が測る「初回リピート率」をはるかに超える、揺るぎない信頼の証です。当社独自の2年継続率では49.7%という圧倒的な実績を数字で証明しています。
- 独自のメソッド:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)や姿勢循環整体など、単なる技術ではなく、痛みの根本原因を「動きの連鎖」から見抜く独自の臨床思考モデルを確立しています。
- 全国規模の実績:東京、大阪、横浜、宮崎など全国9社の整骨院グループで社員研修を担当。組織の課題に客観的に向き合い、治療家として誇りを持って働ける社員を育成しています。
- 安定した組織運営:私が経営する院のスタッフ定着率は平均7年以上。これは、理念と実践が一致したマネジメントの証明です。
「在り方で信頼され、結果で指名される」
平井塾は、技術と人間性の両輪を磨き、治療家として誇りを持って生きる仲間を増やすことを目標としています。このブログが、あなたの治療家人生を変える一歩となれば幸いです。