整骨院スタッフ教育の正解とは?理念・技術・経営を統合する3つの視点【完全ガイド】

整骨院のスタッフ教育についての3層構造を熱心に伝えている平井先生の姿

なぜ整骨院のスタッフ教育は難しいのか?

新人は素直でも2〜3年目で豹変する理由

開業してスタッフを雇った経験のある院長なら、一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。

「最初は素直だったのに、2〜3年目で急に自己流に走り出した…」

新人の頃は院長の言うことをよく聞いてくれます。

しかし、売上を上げられるようになると「自分のやり方が正しい」と思い込み、院の方針を無視するようになる。

整骨院で売上教育に偏ると自己流スタッフが育つ

その背景にあるのは、教育設計の偏りです。

多くの治療院では「スタッフ教育=売上教育」になってしまっています。

回数券提案やクロージングトーク、単価アップ指導…。

もちろん必要ですが、それだけを教えていると「売上を作れる=正しい」という誤解が生まれます。

院長が自由を失い疲弊する構造

結果として、売上を持っているスタッフに対して強く言えず、経営者がビクビクする状態に。

本来、院長が主導すべき院運営が、スタッフに振り回される逆転現象が起きてしまうのです。

【第1回】整骨院スタッフ教育の落とし穴|売上優先が招く自己流スタッフ問題

教育の欠落がスタッフの自己流化を生む

「スタッフが言うことを聞かない」のは性格の問題ではありません。

教育設計に理念教育が欠けていることが原因です。

なぜ「売上教育」だけでは不十分なのか?

売上は大切ですが、それだけでは「数字さえ作ればOK」と勘違いするスタッフが育ちます。

長期的に見ると、院の一体感を壊し、院長自身の自由も奪います。

詳しくはこちら → 整骨院スタッフ教育の落とし穴

【第2回】スタッフ教育も臨床と同じ|売上教育より「在り方」を再現性ある型で伝える方法

臨床と教育に共通する「型」の力

臨床では「処置型」から「構造思考型」へと進化するように、教育もまた「売上教育型」から「理念教育型」に変える必要があります。

その鍵になるのが「型」。

FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)や姿勢循環整体のように、教育も再現性あるフレームを持つことで安定します。

FJA・姿勢循環整体の哲学を教育に応用する

  • 技術がルーティン化すると上達するように
  • 教育もルーティン化すると理念が浸透する

詳しくはこちら → スタッフ教育も臨床と同じ

【第3回】「売上を上げる教育」だけでは危険!院長が自由を取り戻す理念教育のすすめ

スタッフ教育と院長の自由の関係性

売上教育に偏ると、スタッフに支配される経営になります。

理念教育を導入することで、院長がビクビクせずに自由に動ける環境が整います。

理念教育が経営者を解放する理由

  • 指導が個人攻撃ではなく「理念基準」で行える
  • スタッフが自律的に動くようになる
  • 院長自身も判断がシンプルになり迷わない

詳しくはこちら → 「売上を上げる教育」だけでは危険!

3つの記事から見えてきた「スタッフ教育の正解」

ゴッドハンドの整体の真実を虫眼鏡とTRUTHという文字で表している

技術と同じく、教育も型があるから安定する

教育を場当たり的に行うのではなく、再現性ある「型」として設計することが重要です。

理念教育はスタッフと経営者双方の安心を生む

スタッフは安心して成長でき、院長は自由に経営できる。

双方に安心感を生むのが理念教育の最大の効果です。

短期的な売上よりも長期的安定を優先すべき理由

数字は必要ですが、それ以上に「理念教育」という基盤があるかどうかが、院の未来を左右します。

平井塾が提唱する「教育の三層モデル」

① 臨床技術(FJA・姿勢循環整体)

細部の構造エラーを見抜くFJA、全身の循環を整える姿勢循環整体。

いずれも再現性ある「型」によって技術を定着させます。

② 哲学・在り方(理念教育)

治療家としての在り方、院の方針、理念を伝える教育。

これがなければスタッフは自己流に走ります。

③ 経営マネジメント(院長の自由と安心)

教育の目的は、院長がビクビクせずに経営に集中できる環境をつくること。

理念教育はそのための基盤です。

まとめ|スタッフ教育の新常識は「理念×技術×経営」

売上教育だけでは危険、理念教育が必要な理由

売上教育に偏ると、自己流スタッフと疲弊する院長を生み出します。

理念教育を加えることで、組織全体が安定します。

臨床と教育は同じ哲学でつながっている

どちらも「処置型から構造思考型へ」。

教育と臨床は一貫した平井塾の哲学で統合できます。

平井塾で教育の型を導入し、自由な経営を実現しよう

理念教育を含めた教育の三層モデルを導入することで、

スタッフも院長も安心できる経営をつくることができます。

次の一歩|セミナー・講座で学べること

  • 理念教育を導入した院の変化(定着率・リピート率UPの事例)
  • FJA・姿勢循環整体とリンクした教育設計の方法
  • 平井塾で体系的に学べる「技術・哲学・経営」の三位一体プログラム

詳しく知りたい方はこちらから → 平井塾セミナー

本記事は「スタッフ教育シリーズ」の一部です。

続きはこちらからご覧ください:

• 第1回:整骨院スタッフ教育の落とし穴

• 第2回:スタッフ教育も臨床と同じ

• 第3回:「売上を上げる教育」だけでは危険!

• まとめ記事:スタッフ教育完全ガイド

投稿者情報【平井 大樹】

株式会社美絆 代表取締役。整体教育機関ゴッドハンドへの道「平井塾」代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。

「治療家を職業から誇りへ」を信念に、紹介だけで予約が埋まる「本物の治療家」を育てる平井塾を主宰。施術歴20年、延べ10万人以上を施術し、リピート率98.5%、新規予約は5年待ちという圧倒的な実績を持つ。

【平井塾が生まれた理由】

高校卒業後、スポーツトレーナーの世界で「本当に人の役に立ちたい」という強い想いを胸に治療家の道へ。雇われ院長時代には、1日来院数255名という日本一の実績を達成。しかし、数字を追い求める中で、本当にやりたかったこととのギャップに悩み、独立後は広告を一切使わない「紹介のみ」の治療院を確立しました。

その経験から、「技術だけでなく、患者さんの心に寄り添う在り方こそが、真のゴッドハンドへの道である」と確信。2020年から始めたセミナー事業も、広告を一切使わず、口コミだけで年間91回開催、延べ770名もの治療家が集まる場所となりました。

【平井大樹の圧倒的な実績】

私が提唱する「在り方で信頼され、結果で指名される」という哲学は、以下の圧倒的な実績によって証明できる確信しています。

  • 長期継続患者数:私が施術している毎月211人の患者様のうち、5年以上継続が211名,そのうち10年以上が93名。これは、一般的な治療院が測る「初回リピート率」をはるかに超える、揺るぎない信頼の証です。当社独自の2年継続率では49.7%という圧倒的な実績を数字で証明しています。
  • 独自のメソッドFJA(ファシアティックジョイントアプローチ)や姿勢循環整体など、単なる技術ではなく、痛みの根本原因を「動きの連鎖」から見抜く独自の臨床思考モデルを確立しています。
  • 全国規模の実績:東京、大阪、横浜、宮崎など全国9社の整骨院グループで社員研修を担当。組織の課題に客観的に向き合い、治療家として誇りを持って働ける社員を育成しています。
  • 安定した組織運営:私が経営する院のスタッフ定着率は平均7年以上。これは、理念と実践が一致したマネジメントの証明です。

「在り方で信頼され、結果で指名される」

平井塾は、技術と人間性の両輪を磨き、治療家として誇りを持って生きる仲間を増やすことを目標としています。このブログが、あなたの治療家人生を変える一歩となれば幸いです。