「そのうち自然に治りますよ」
整形外科でそう言われたけれど、数ヶ月たっても痛みが続く。
夜はズキズキして眠れないし、朝起きても腕が上がらない。
「本当にこのまま放っておいていいの?」と不安に感じていませんか。
五十肩(肩関節周囲炎)は、確かに時間の経過とともに自然に治ることが多い症状です。
しかし、実際の臨床現場では「半年たっても変わらない」「反対側にも出てきた」など、
自然治癒を待つだけでは回復が遅れるケースも少なくありません。
平井塾では、20年以上・10万件以上の臨床経験から、五十肩を「炎症の病気」ではなく構造と循環の乱れが引き起こす現象としてとらえています。
体は本来、壊れた組織を修復する力=自然治癒力を持っています。
しかし、その力が十分に働くためには、関節・筋膜・姿勢・呼吸などの構造の流れが整っていることが前提なのです。
もしその構造が固まり、循環が滞っている状態では、治癒のスイッチが入りにくく、結果として「治るまでの期間」が長引いてしまいます。
この記事では、
- 五十肩が自然治癒するメカニズム
- 治るまでの平均的な期間と経過の流れ
- 放置すると危険なサイン
- 回復を早めるための整体的アプローチ
を、医療と整体の両面からわかりやすく解説します。
また、平井塾が提唱する「構造を整えて治る力を引き出す」という視点から、待つだけではない自然治癒の在り方をお伝えします。
目次
この記事でわかること
- 五十肩の自然治癒は本当に起こるのか?
- 治るまでにどれくらいの期間がかかるのか?
- 放っておくと悪化するケースとそのサイン
- 回復を早めるための生活・姿勢・整体ケアのポイント
夜も痛みで眠れない、動かすと怖い。
そんな状態でも、体の中では確実に治る準備が進んでいます。
その流れを止めず、整える方法を知ることが、五十肩と上手に付き合いながら回復を早める第一歩です。
はじめに|「五十肩は自然に治る」と言われて不安なあなたへ

「そのうち治る」と言われたけど本当に大丈夫?
五十肩になったとき、多くの方が整形外科でこう言われます。
「五十肩は自然に治りますよ。時間が経てば痛みは落ち着きます。」
確かに、五十肩(肩関節周囲炎)は時間の経過とともに改善していくケースが多く、医療の世界でも自然治癒が期待できる疾患として知られています。
しかし実際のところ、「半年たっても痛みが変わらない」「眠れないほどの夜間痛が続いている」
といった声も非常に多く聞かれます。
なぜ、同じ五十肩なのに、早く治る人と長引く人がいるのでしょうか?
それは、体の構造(姿勢・関節・筋膜)の状態に違いがあるからです。
人の体は、関節・筋肉・神経・循環といった要素が密接に関わり合いながら動いています。
そのバランスが崩れたままでは、いくら時間が経っても、体が治るモードに入りにくくなるのです。
つまり、「自然に治る」という言葉の裏には、治る環境が整えば自然に治るという条件が隠れています。
自然治癒とは何もしないことではない
「自然治癒」という言葉には、「放っておけば治る」という誤解がつきものです。
しかし、平井塾が考える自然治癒とは、体が自ら治る流れを取り戻すことを意味します。
体は常に変化し続けており、細胞は修復と再生を繰り返しています。
ところが、姿勢の歪みや呼吸の浅さ、筋膜の固さなどがあると、この修復の循環が滞り、「治る力」が働きにくくなります。
たとえば、
- 肩周囲の血流が悪い
- 姿勢が崩れて胸郭が閉じている
- 呼吸が浅く、酸素が届きにくい
こうした状態では、炎症が治まりにくく、痛みが長引くのです。
逆に、
- 姿勢が整い、胸が開く
- 肩甲骨が自然に動く
- 呼吸が深く、血流がスムーズに流れる
このような体の状態になると、五十肩は時間をかけてしっかりと回復していきます。
自然治癒とは、体のバランスが治る方向へ動き出すこと。
それを支えるのが、平井塾が提唱する構造思考型整体です。
平井塾の視点:治すのではなく、整えて治る流れをつくる
平井塾では、五十肩の改善を「治す」というよりも、体が治る力を邪魔しているものを取り除くという考え方で見ています。
具体的には、
- FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)で関節や筋膜の動きを回復させる
- 姿勢循環整体で体全体の流れを整える
- 呼吸と姿勢を通して、自然治癒のスイッチを入れる
このように構造を整えることで、体の中の回復プロセスが自然に働き始めます。
だからこそ、平井塾では「放っておけば治る」ではなく、「整えておけば治る」という言葉を大切にしています。
五十肩の自然治癒にかかる期間

炎症期(0〜3か月)|痛みが強く出る修復準備期
五十肩の最初の段階が炎症期です。
肩の内部で炎症反応が起こり、痛みが強く出やすい時期です。
特に夜になると痛みが増し、寝返りができなかったり、服を着替える動作でズキッとした鋭い痛みを感じたりします。
この時期に無理に動かすと、炎症が悪化して回復が遅れることがあります。
重要なのは「痛みを我慢して動かさない」こと。
体は今、損傷した組織を修復するために働いており、安静=回復の準備期間なのです。
ただし、完全に動かさないと関節が固まる恐れもあります。
痛みのない範囲で腕をゆっくり支える程度の軽い動きを保ち、循環を止めないことがポイントです。
平井塾では、この時期に姿勢循環整体で呼吸の通り道を整え、血流とリンパの流れを改善する施術を行います。
こうすることで炎症の滞留を防ぎ、自然治癒がスムーズに進みやすくなります。
拘縮期(3〜9か月)|関節が固まるが回復が始まる時期
炎症が落ち着き始めると、肩の関節や筋膜が硬くなり、動かしにくくなるのがこの「拘縮期」です。
いわゆる「凍結肩(フローズンショルダー)」の状態です。
この時期は、痛みは少し減るものの、「腕が上がらない」「背中に手が回らない」といった可動域の制限が強く出ます。
多くの方が「もう治らないのでは」と不安になるのもこの頃です。
しかし実は、体の中では治癒が着実に進行中です。
硬くなった組織がゆっくりと再構築され、循環と柔軟性を取り戻そうとしているのです。
平井塾では、この段階を「構造の再教育期」と考えています。
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)を使って、関節や筋膜の細かな動きを再び呼び起こすことで、体に「動いていいんだ」と知らせてあげるのです。
ポイントは、「力で動かすのではなく、体の流れを戻す」こと。
焦らず、少しずつ可動域が広がっていくのを感じましょう。
回復期(9〜18か月)|可動域が戻り、痛みが軽くなる
拘縮期を過ぎると、いよいよ回復期に入ります。
この時期は、痛みがほとんどなくなり、肩を動かすたびに軽さを感じるようになります。
組織の修復が進み、関節包や筋膜の柔軟性が戻ってくるため、少しずつ日常動作が楽になります。
服の着脱や洗髪、寝返りなども自然にできるようになっていきます。
ただし、完全に元どおりになるまでには、1年〜1年半ほどかかることもあります。
その間に姿勢のクセや体の使い方を見直さないと、再び肩に負担がかかって「反対側にも出てしまう」ことがあるため注意が必要です。
この時期に大切なのは、「動かす」より「整える」ことを続けるという意識。
整体で全身の構造と循環を整えることで、肩だけでなく、体全体の動きがスムーズに戻っていきます。
早く治る人・長引く人の違いとは?
同じ五十肩でも、半年で改善する人もいれば、2年以上続く人もいます。
この差を生むのは、「構造の柔軟性」と「循環の質」です。
早く治る人の特徴
- 姿勢が安定していて呼吸が深い
- 肩以外(背骨・骨盤・足)のバランスが整っている
- 適度に動かし、循環を保っている
長引く人の特徴
- 猫背や巻き肩で、胸郭の動きが少ない
- 運動不足や冷えで血流が滞りやすい
- 痛みを我慢して無理に動かしてしまう
五十肩の回復を早めるには、
「肩だけを見るのではなく、体全体の構造を整える」ことが不可欠です。
平井塾の整体では、肩だけでなく背骨・骨盤・呼吸を含めて調整することで、自然治癒のスピードを最大限に引き出します。
まとめ:自然治癒の期間は整える時間でもある
五十肩の自然治癒には時間がかかります。
しかし、その時間は「待つ」時間ではなく、体を整えるための準備期間でもあります。
焦らず、自分の体のペースを尊重しながら、循環を保ち、姿勢を整えていくことで、体は必ず治る方向に向かっていきます。
放っておくと危険?注意すべきサイン

3か月以上痛みが変わらない場合は要注意
五十肩の痛みは、通常3か月ほどで炎症が落ち着き、少しずつ軽くなっていきます。
しかし、3か月経っても痛みが強いまま変化がない場合は、炎症が長引いている、または別の問題が隠れている可能性があります。
平井塾では、この状態を「構造のロック」と呼びます。
つまり、肩の関節や筋膜、神経、血流のどこかで動きの流れが止まっている状態です。
構造が固まっていると、体は治そうとしてもその力を発揮できません。
この段階では、単に時間を置くだけではなく、関節や筋膜の滞りを解除するアプローチ(FJAなど)が必要になります。
夜間痛が悪化して眠れないとき
夜間痛が強く、眠れないほどの痛みが続く場合は、炎症反応がまだ強く起こっている可能性があります。
特に、
- 寝返りのたびに痛みで目が覚める
- 痛い側を下にできない
- 朝起きると肩がズキズキする
という状態が長く続くと、
体が回復よりも「防御モード」に入ってしまい、治癒の流れが止まりやすくなります。
このような場合は、無理に動かすのではなく、痛みを鎮めるための安静・冷却・循環のサポートが必要です。
また、整形外科での炎症チェックや鎮痛管理を行いながら、整体で姿勢や循環を整える併用が理想です。
しびれや腫れ、発熱がある場合は早めに受診を
五十肩の痛みの中には、別の疾患が関係しているケースもあります。
次のような症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。
- 手や指のしびれ、感覚の鈍さ
- 肩周囲の異常な腫れや熱感
- 発熱や全身の倦怠感
- 安静にしていても強い痛みが続く
これらは、腱板断裂・石灰沈着性腱炎・感染性関節炎などの可能性もあります。
五十肩と似た症状でも、治療法がまったく異なるため、医療機関での画像検査(レントゲン・MRI)が重要です。
平井塾でも、炎症や損傷が疑われる患者さんには、必ず医療連携をすすめています。
「安全性を守ること」こそ、最も信頼できる治療の第一歩だからです。
自然治癒が難しい構造のロック状態とは?
平井塾では、五十肩の中でも自然治癒しにくいタイプを「構造のロック状態」と呼びます。
これは、肩関節だけでなく、背骨・肋骨・鎖骨・骨盤などの連動が固まり、肩が「孤立した関節」になってしまっている状態です。
このような状態では、肩を動かしても体全体が連動せず、治癒の循環(血流・リンパ・神経)が滞ったままになります。
平井塾のFJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)では、
このロックを細かく読み取り、関節や筋膜を「ほどく」ように整えます。
また、姿勢循環整体で全身の流れを回復させることで、自然治癒のスイッチが再び入り、体が治る方向に動き出すのです。
まとめ:自然治癒を支えるのは体の流れ
五十肩の痛みを「放っておけば治る」と思っていると、炎症が長引いたり、構造が固まったりすることがあります。
大切なのは、ただ待つのではなく、体が治るための環境を整えてあげること。
- 痛みが強いときは安静に
- 固まり始めたら循環を促す
- 変化がないときは構造の調整を
この3つの流れを意識することで、
自然治癒の力が最大限に働くようになります。
自然治癒を早めるためにできること

炎症期は冷やす+安静で回復を助ける
痛みが強い炎症期(発症〜3か月ほど)は、「安静こそが最大の治療」です。
この時期は、肩の内部で炎症が起こり、体が壊れた組織を修復しようと懸命に働いています。
無理に動かしたり、マッサージで刺激を与えると、その修復プロセスが妨げられてしまうことがあります。
自宅でできるケア
- 保冷剤をタオルで包んで10分程度冷やす(1日数回)
- 痛い方の腕を枕やタオルで少し支えて安定させる
- 肩をすくめないよう、深呼吸を意識する
冷やすことで炎症物質が抑えられ、痛みが落ち着きやすくなります。
また、呼吸を整えることで、副交感神経が働き、回復の流れが整いやすくなります。
平井塾では、炎症期を「整えるための静の時間」と考えます。
動かす前に、整える。
それが自然治癒を正しく促す第一歩です。
拘縮期は呼吸と循環を整える
炎症が落ち着き、肩が固まってきた拘縮期(3〜9か月)では、「動かすより、流す」を意識することが大切です。
関節や筋膜が硬くなっても、循環(血流・リンパ・呼吸)が整えば、体は内側から少しずつ緩んでいきます。
自宅でできるケア
- 肩甲骨ゆらし運動
→ 両腕をダランと下げ、肩をゆっくり前後に回す(各5回)。
筋肉を無理なく刺激し、循環を促します。 - 胸を開く深呼吸ストレッチ
→ 鼻から吸って胸を広げ、口からゆっくり吐く(3〜5回)。
胸郭が動くことで、肩周囲の筋膜もやわらぎます。 - 蒸しタオル温熱法
→ 肩甲骨〜首の付け根を温めて、筋肉をゆるめる。
平井塾の姿勢循環整体では、
この「呼吸の通り道」をつくることを重視します。
胸郭や背骨、骨盤が整えば、体液の流れがスムーズになり、固まった組織が自ら動き出します。
流れが戻ることこそ、自然治癒の加速ポイントです。
回復期は体を動かす準備を始めよう
痛みが減ってきた回復期(9〜18か月)は、再発を防ぐために「正しい使い方」を取り戻す時期です。
この時期は、筋肉が弱っていたり、関節の可動域がまだ不安定なことがあります。
無理なトレーニングやストレッチは避け、姿勢を意識した自然な動きを取り戻すことから始めましょう。
おすすめの体の使い方
- 腕を上げるときは、肩だけでなく背中(肩甲骨)から動かす
- 猫背にならないよう、胸を開いて立つ
- 背骨を伸ばし、骨盤を安定させる意識を持つ
これにより、肩の局所的な負担が減り、全身の構造が連動して動けるようになります。
平井塾では、この段階を「再構築期」と呼びます。
FJAで細部の調整を行いながら、姿勢循環整体で体全体の動きを整えることで、治るから動けるへと回復を進化させていくのです。
整体で体の構造を整えるメリット
整体の役割は、痛みを取ることではなく、体の治る力を引き出す環境をつくることです。
特に五十肩の自然治癒を早めるためには、以下のような整体的サポートが効果的です。
- 関節や筋膜の滞りを取り除く(FJA)
- 胸郭・背骨・骨盤の連動を回復させる(姿勢循環整体)
- 呼吸と循環を整え、体の内側から回復力を高める
平井塾の施術では、「どこが悪いか」よりも「どこが治る流れを止めているか」を見つけます。
その滞りを解除することで、自然治癒のスイッチが入り、痛みのない体が内側から育っていくのです。
まとめ:自然治癒は育てる力
自然治癒は、「時間が解決する」ものではなく、体が自ら治る力を育てていくプロセスです。
冷やす・温める・呼吸する・整える。
それらの小さな積み重ねが、確実に回復のスピードを高めていきます。
平井塾の言葉で表すなら、「治す」ではなく「治る力を支える」。
その意識こそが、自然治癒を最も早める近道です。
平井塾の視点|自然治癒とは体が整うこと

FJAで動かない構造を読み解く
五十肩が長引くとき、表面的な痛みの裏では、関節や筋膜の微細な「ロック」が起きています。
これを放置すると、体は治りたくても動けない状態になります。
平井塾が提唱するFJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)は、そのロックを「力で動かす」のではなく、観察して、読み解き、ゆるめるというアプローチです。
関節のごくわずかなズレや、筋膜のねじれを触診で捉え、どの方向に動きたがっているのかを感じ取る。
まさに「体と対話する手」の技術です。
このFJAによって、肩だけでなく、首・背中・骨盤まで含めた全体構造の動きが回復します。
体の中に「動きの流れ」が生まれると、血流・リンパ・神経の伝達が再びスムーズに働き、自然治癒のスイッチが入るのです。
姿勢循環整体で治る流れをつくる
FJAが「細部のロックを解く」手技だとすれば、姿勢循環整体は「全体を整え、流れをつくる」手技です。
体は本来、骨格・筋膜・血管・神経・内臓が一体となって働いています。
しかし、五十肩のように痛みが続くと、体は防御反応として姿勢を固め、呼吸が浅くなります。
この状態では、
- 肩にかかる負担が片寄る
- 胸郭(胸のかご)が動かなくなり、循環が滞る
- 自律神経のバランスが崩れ、回復が遅れる
という悪循環が起こります。
姿勢循環整体では、背骨・肋骨・骨盤の動きを整え、呼吸を深めることで、全身の循環(血液・リンパ・神経)が再び働くよう導きます。
これは全身の環境を治癒モードに戻す手技です。
つまり、FJAで「細部を解き」、姿勢循環整体で「全体を流す」。
この2つが組み合わさることで、五十肩は「自然に治る体」へと導かれていきます。
「治す」から「整える」へ。平井塾の治癒哲学
平井塾が一貫して伝えているのは、「治す」ではなく「整える」ことの大切さです。
施術者が患者さんを治すのではなく、患者さん自身の体が治るように導く。
それが、真の意味での整体だと考えています。
この哲学の根底には、20年以上・10万件以上の臨床経験から得たひとつの答えがあります。
「人の体は、正しく整えば、必ず自分で治る。」
痛みをなくすのは目的ではなく、体が自然に回復できる構造を取り戻すことこそが、本当の意味での「自然治癒」なのです。
平井塾のまとめ|自然治癒は流れをつくること
自然治癒は、ただ待つものではなく、流れを取り戻すプロセスです。
- FJAで関節と筋膜の動きを取り戻す
- 姿勢循環整体で全身の流れを再構築する
- 呼吸と姿勢を整え、体の内側に治る空間をつくる
この3つの柱が整ったとき、体は静かに、しかし確実に治っていきます。
「自然治癒とは、体が再び自分らしいバランスを取り戻すこと」
それが、平井塾が伝えたい治癒の哲学です。
医療機関を受診したほうがいいケース

激しい痛みや夜間の眠れない状態が続くとき
五十肩の初期には、夜に痛みが強く出る「夜間痛」が起こることがあります。
しかし、2〜3週間たっても眠れないほどの痛みが続く場合、通常の炎症期を超えている可能性があります。
この場合は、
- 炎症が強く、組織の損傷が広がっている
- 他の疾患(腱板損傷や石灰沈着性腱炎)が隠れている
- 自律神経の緊張やストレスが痛みを増幅している
といった要因が考えられます。
「夜、痛みで目が覚める」ほどの状態は、体が助けを求めているサインです。
この段階では、医療機関での炎症チェックや画像検査を受けることが、早期回復の近道になります。
平井塾でも、強い夜間痛を訴える方には、まず医療的な診断を受けるよう必ずお伝えしています。
安全を守ることが、治癒の第一歩だからです。
腕がまったく上がらない、脱力感がある場合
「肩が痛い」だけでなく、
- 腕がまったく上がらない
- 力が入らない
- 手を上げようとすると腕が落ちてしまう
といった脱力や急な可動域制限がある場合、単なる五十肩ではなく腱板断裂の可能性があります。
腱板は、肩の安定を支える重要な筋肉群。
部分的な断裂であっても、早期のリハビリや医療対応が必要です。
放置して自然治癒を待つと、筋肉が萎縮して回復が難しくなることもあります。
このような症状がある場合は、MRIや超音波検査で状態を確認した上で、医師の診断に基づいたケアを受けることをおすすめします。
整形外科との併用で安心して回復する方法
「病院か整体か、どちらに行けばいいの?」という質問を多くいただきます。
平井塾の答えは明確です。
どちらかではなく、両方の力を合わせることが理想です。
整形外科は、「診断と炎症管理」の専門家。
整体は、「構造と循環の回復」を支える専門家。
医療で痛みの原因を安全に確認し、整体で体の流れを整えて自然治癒を促す。
この併用こそ、最も安全で効果的な回復方法です。
平井塾では、施術の前に「医療的チェックが済んでいるか」を確認し、必要があれば信頼できる医療機関を紹介しています。
これは、患者さんの体を第一に考える整体であるための基本姿勢です。
構造を整えることで医療との連携が生きる
医療機関での治療は、薬や注射など「外からの介入」が中心です。
一方、平井塾の整体は、「体の内側の構造を整える」ことで、その医療的効果をより引き出します。
例えば、
- 姿勢を整えることで炎症が早く引く
- 血流を改善することで薬の作用がスムーズになる
- 呼吸が深くなり、自律神経のバランスが整う
このように、整体で治る環境を整えることは、医療治療のサポートにもつながります。
医療と整体の関係は、対立ではなく補完です。
それぞれの強みを生かすことで、体はより早く、より安全に自然治癒へ向かうことができます。
まとめ:安心して治るために「体を信じる+専門家を頼る」
自然治癒は、体に備わった力を信じることから始まります。
しかし、その力が正しく働くためには、見極めとサポートが欠かせません。
- 強い痛みが続くときは、医療機関へ
- 回復を整える段階では、整体へ
- 両方をうまく使って、体の流れを守る
これが、平井塾が考える「安心して治るための最短ルート」です。
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投稿者情報:平井 大樹

みゅう整骨院 代表。平井塾 代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。
「患者様の人生に、心からの安心を。」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
- 長期にわたる信頼:みゅう整骨院には、5年以上通われる方が308名、10年以上通われる方も100名いらっしゃいます。これは、一時的な改善ではなく、患者様が私たちに一生の健康を任せてくださっている証です。
- 根本的なアプローチ:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)、姿勢循環整体という独自の手技で、痛みの箇所だけでなく、その根本原因である身体全体の歪みや動きの不調にアプローチします。
- 平井の予約が取れない理由:開業後、患者様の紹介がメインで予約が満員になりました。2020年以降、新規予約は5年待ちの状態です。現在、新規予約を取る予定はありませんが、みゅう整骨院または、平井塾受講生から同じ施術を受けることができます。
このコラムが、あなたの不調を改善し、より豊かな毎日を送るための一歩となれば幸いです。

