内臓下垂で腰が痛む仕組み|ぽっこりお腹・猫背との関係を解説

「最近、お腹がぽっこりしてきた気がする」
「姿勢が悪いと腰が痛いし、下腹も出る」
「ダイエットしても下腹だけ全然へこまない」
「立ちっぱなし・座りっぱなしで腰が痛む」

このような悩みがある場合、あなたの腰痛は内臓下垂が関係している可能性があります。

内臓下垂とは、本来あるべき位置よりも腸・胃・子宮などが下方向へ落ち込む状態のこと。

そして実は、内臓が下がると腰は直接的に痛くなる構造を持っています。

目次

内臓下垂が引き起こす主な症状

  • 腰の奥のズーンとした鈍痛
  • 下腹ぽっこり
  • 猫背 or 反り腰
  • 下腹の冷え
  • 生理痛・腹痛
  • 便秘・ガス張り
  • 呼吸が浅い
  • 疲れやすい

「腰痛」と「ぽっこりお腹」は別々の問題に見えますが、実際には同じ原因(内臓下垂)が引き起こしているケースが非常に多いのです。

なぜ内臓が下がると腰が痛むのか?

内臓は、筋膜(ファシア)という膜に包まれており、腰椎(腰の骨)・骨盤・横隔膜と一体で動く構造をしています。

つまり、

内臓が下がる
→ 腸間膜が腰を前から引っ張る
→ 腰椎が圧迫される
→ 腰の奥が痛くなる

この流れは、平井塾の臨床でも何度も確認されている内臓下垂の典型的パターンです。

内臓が下がるほど腰は支えるために過緊張を起こし、お腹はぽっこり、姿勢は猫背(または反り腰)になっていきます。

そして、内臓下垂の根本には

子宮・腸・筋膜・横隔膜の連動不全がある

内臓下垂は見た目の問題ではなく、身体の深い部分の構造の乱れで起こります。

  • 子宮や腸がむくんで重い
  • 腸間膜(腸を支える膜)が緊張している
  • 横隔膜が固まり呼吸が浅い
  • 姿勢の崩れで内臓が押し下げられる

このような深部のエラーが積み重なると、腰にもお腹にも大きな負担がかかります。

平井塾では「内臓と腰は一体」で診る

平井塾の構造思考では、

  • 腰痛
  • 下腹ぽっこり
  • 姿勢の崩れ
  • 生理痛
  • 冷え

これらはすべて内臓下垂を中心とした構造の連動不全として捉えます。

FJAで原因点(内臓・筋膜のエラー)を特定し、姿勢循環整体で内臓が自然と支えられる身体へ整えることで、腰痛とぽっこりお腹が同時に改善するケースも珍しくありません。

この記事では、

  • 内臓下垂とは何か
  • 腰痛との関係
  • ぽっこりお腹・猫背とのつながり
  • 平井塾の構造思考から見る本当の原因
  • 改善のための整体アプローチ
  • 今日からできる簡単セルフケア

を、専門的だけどやさしく解説していきます。

内臓下垂とは?まず知っておきたい基礎知識

「内臓下垂」と聞くと、お腹の筋力が弱い人に起こるものというイメージを持つ方が多いですが、これは大きな誤解です。

内臓下垂の本質は、筋力の問題ではなく、内臓を支える膜・姿勢・呼吸の問題 です。

腸、胃、子宮、肝臓などは筋膜(ファシア)に包まれ、「内臓を上から支える横隔膜」と「下から支える骨盤底筋」によって立体的に支えられています。

つまり、内臓下垂とは…

内臓が本来の位置より下に落ちてしまった状態。
支える膜や姿勢が崩れ、内臓が重力方向(下)へストンと落ち込むこと。

そしてこの落ち込みは腰にもお腹にも深く影響します。

内臓下垂の定義と一般的に誤解されている点

内臓下垂は、次のような誤解が非常に多いです。

誤解① お腹の筋力が弱いから下がる

→ 実際は 横隔膜・内臓筋膜が固い人の方が多い

誤解② 太っているからぽっこりお腹になる

→ 脂肪ではなく内臓の位置 が原因のケースが多い

誤解③ 骨盤が開いているから内臓が落ちる

→ 正確には 姿勢の崩れで骨盤が後傾している のが原因

誤解④ 運動すればすぐ改善する

→ 歩いても走っても、内臓の位置(構造)が整わないと改善しない

内臓下垂は「姿勢 × 呼吸 × 内臓筋膜」の複合問題であり、筋トレやダイエットだけでは改善されにくい不調です。

ぽっこりお腹との関係|脂肪ではなく「位置」の問題

ダイエットをしても下腹だけ凹まないという相談はとても多いです。

これは脂肪の問題ではなく、

  • 内臓が下がっている
  • 下腹に重みが集中する
  • 腹圧が抜けている
    という位置の問題である可能性が高いです。

内臓が下がる → 下腹がぽっこり

→ 下腹を突き出すような姿勢になる
→ 腰が反る or 猫背になる
→ 腰痛が悪化

下腹ぽっこりと腰痛は、内臓下垂が共通原因になっていることが多いのです。

男性より女性に多い理由(骨盤・子宮・筋膜の構造)

内臓下垂や下腹ぽっこりが女性に多いのには、はっきりした構造的な理由があります。

女性に多い理由

  1. 骨盤が広く内臓が収まりやすい構造
  2. 子宮があることで重心が中心より少し下になる
  3. ホルモン変動で内臓がむくみやすい
  4. 筋膜が柔らかく影響を受けやすい
  5. 妊娠・出産で骨盤や横隔膜に負担がかかる

こうした構造上の特徴が重なることで、女性は圧倒的に内臓下垂が起こりやすい体のつくりになっています。

内臓下垂で腰が痛む仕組み

「お腹が下がっている気がする」
「立つと腰が重い、座ると腰が痛い」
「お腹を支えられず、腰に負担が来ている感じがする」

こうした感覚は、内臓下垂に伴う腰の深部負担と非常に一致しています。

内臓下垂は、ただお腹が出る問題ではなく、腰が前から引っ張られ続けている状態

その負担は、一般的なぎっくり腰や筋肉痛とはまったく別物です。

ここでは、内臓が下がると腰が痛くなる仕組みを3つの構造から整理していきます。

内臓が下がると骨盤と腰椎にどんな負担がかかる?

内臓は重さがあります。
腸だけでも約3〜4kg、胃や肝臓も加えるとさらに重くなり、それらは日常的にぶら下がっている状態です。

本来は

  • 横隔膜
  • 内臓筋膜
  • 骨盤底筋
  • 姿勢の軸(体幹の支え)
    によって均等に支えられています。

しかし、内臓が下がると…

内臓下垂 → 骨盤への負担

  • 骨盤が前から押し下げられる
  • 骨盤の角度が崩れる(後傾 or 過剰前傾)
  • 腰椎のカーブが歪む

結果:腰の奥に負担

→ 腰椎が圧迫され、ズーンとした深部痛が出る
→ 立つと痛い・座っても痛い「両方痛む腰」になる

これは平井塾の臨床でも非常に多いパターンです。

腸間膜の緊張が腰を前から引っ張るメカニズム

腸は腸間膜という膜で腰の前側に固定されています。

腸間膜の特徴

  • お腹の奥で吊り橋のように広がっている
  • 腸が重いほど、膜が前下方向に引かれる
  • 緊張すると腰椎を前から強く引っ張る

内臓下垂の方は、この腸間膜が

  • 前へ
  • 下へ
  • 斜めへ

と強く引っ張られ、腰の奥に負担が集中します。

腸間膜の緊張 → 腰の深部痛

  • 押しても痛い場所が見つからない
  • 歩くと腰の奥が重い
  • 朝より夕方に痛みが強い

これらの症状と一致しやすいのが特徴です。

子宮・卵巣の位置変化が腰の深部痛を引き起こす

女性の場合、内臓下垂が起こると 子宮の位置も影響を受けます。

特に、

  • 子宮広間膜(子宮を支える膜)
  • 仙骨子宮靭帯

この2つが、内臓の重さで引っ張られます。

これが冷え・腰痛を悪化させる

  • 子宮がむくみ重くなる
  • 下腹部が冷えて血流低下
  • 子宮の硬さが腰へ深く伝わる
  • 生理痛・排卵痛が悪化

生理前・排卵期に腰痛が強まる人は、内臓下垂+子宮の位置変化が同時に起きているケースが多いです。

内臓が下がる→筋膜が硬くなる→腰痛悪化の悪循環

内臓が落ちると、それを支えようと身体は必ず緊張します。

それにより起きる悪循環

  1. 内臓が下がる
  2. 腰が前から引っ張られ続ける
  3. 腰背部の筋肉がガチガチに
  4. でも根本(内臓)は上がらない
  5. 腰痛が慢性化
  6. 猫背・反り腰が固定される
  7. さらに内臓が下がる

これは筋肉の問題ではなく構造の問題なので、ストレッチや腰のマッサージでは治りません。

平井塾の臨床では、この悪循環を断ち切ることで腰痛と下腹ぽっこりが同時に改善する例が非常に多いです。

ぽっこりお腹・猫背と内臓下垂の関係

内臓下垂は、単なるお腹の見た目の問題ではなく、姿勢・腰痛・呼吸・代謝にまで影響する深い構造の問題です。

「姿勢が悪いとお腹が出る」のではなく、内臓が下がるから姿勢が悪くなり、お腹が出て見えるという、立場逆転の現象が起きています。

ここでは、ぽっこりお腹と猫背(または反り腰)がどう内臓下垂とつながるのかを明確にしていきます。

猫背になると内臓は必ず下がる

猫背は、内臓下垂の最大のパートナーです。

猫背になると…

猫背の影響

  • 背中が丸まる
  • 横隔膜が下に押し下げられる
  • 腹圧が抜ける
  • 内臓を支える力が低下
  • 内臓が前下方向へ落ちる

つまり、猫背 → 内臓下垂 → 下腹ぽっこり → 腰痛という一連の流れが完成します。

このルートは平井塾の臨床でも非常に多く、猫背と内臓下垂はほぼセットと言っても過言ではありません。

反り腰タイプも要注意|骨盤前傾でも内臓は下がる

「私は猫背じゃないから大丈夫」
と思う方もいますが、実は反り腰タイプも内臓が下がります。

反り腰になると…

  • 骨盤が前に倒れる
  • 内臓を置くスペースが狭くなる
  • 腸や胃がギュッと下に押し込まれる
  • 下腹に負担が集中しぽっこりする

つまり、猫背=内臓が落ちる反り腰=内臓が押し下げられる

落ち方が違うだけで、どちらも内臓下垂を引き起こします。

腹圧の低下が内臓下垂とぽっこりお腹を固定する

腹圧とは、内臓を正しい位置に保つための内側からの空気の支えです。

しかし、内臓下垂の方は共通して腹圧が弱い or 適切に使えていないという特徴があります。

腹圧が弱いと何が起きる?

  • 内臓を支えられない
  • 下腹が前に押し出される
  • 姿勢が崩れる
  • 腰に負担が集まる
  • 内臓下垂が固定される

腹筋運動では腹圧は鍛えられず、むしろ悪化することもあります。

腹圧は呼吸 × 姿勢 × 横隔膜で自然に整うものです。

下腹の冷え・便秘・生理痛が同時に出る理由

内臓が下がると、血流とリンパが滞ります。
すると、下腹部に「冷え・張り・痛み」が出やすくなります。

内臓下垂に伴う典型的な症状

  • 下腹部の深部冷え
  • 朝起きたときの腰の痛み
  • 生理痛やPMSの悪化
  • ガスが溜まりやすい
  • 便秘になりやすい
  • 下腹のぽっこりが一日中続く

これらは個別の症状に見えますが、原因はひとつ(内臓下垂)であるケースが非常に多いです。

平井塾の構造思考で読み解く内臓下垂の本質

腰痛の原因を探している整体師の姿

一般的には、「内臓下垂=腹筋が弱い」「猫背のせい」といった表面的な説明で語られることが多いですが、平井塾の20年以上の臨床経験から導かれた答えはまったく異なります。

内臓下垂の本質は

内臓を支える構造の連鎖が崩れた結果である。

つまり、筋力が弱いからではなく、筋膜・姿勢・呼吸・自律神経・内臓の位置関係の乱れが積み重なって起きる現象なのです。

ここでは、平井塾の「構造思考」がどのように内臓下垂を読み解くのかを解説します。

内臓は「単独」ではなく筋膜で全てつながっている

内臓は空中に浮いているのではなく、すべてが 筋膜(ファシア)という膜で包まれ、つながっています。

  • 胃と肝臓
  • 肝臓と横隔膜
  • 横隔膜と腰椎
  • 腸と腸間膜
  • 子宮と骨盤の靭帯

これらはすべてひとつの膜で連続しています。

つまり

内臓が1cm下がれば、そのテンションは筋膜を通じて腰・骨盤・横隔膜・背中に波及する。

これが
「内臓下垂 → 腰痛」
「内臓下垂 → 猫背・反り腰」

が起こる根本的理由です。

横隔膜の固さが内臓下垂の起点になる

内臓下垂の女性に非常に多いのが、

  • 呼吸が浅い
  • 息が吸いにくい
  • みぞおちが固い

といった「横隔膜の緊張」です。

横隔膜が固くなると…

横隔膜が固い → 内臓に起こること

  • 上から内臓が押し下げられる
  • 内臓の上下運動が止まる
  • 内臓周囲の血流が低下
  • 腹圧が抜け、内臓がさらに下がる
  • 姿勢が崩れ猫背・反り腰になる

横隔膜の固さは内臓下垂のスタート地点であるケースが非常に多いのです。

平井塾では、内臓下垂を見るときに「横隔膜評価」を最重要視します。

骨盤の角度・姿勢・呼吸をどう評価するか

内臓下垂は、単一の原因で起こりません。
平井塾の構造思考では、以下の3つを同時に評価します。

① 骨盤の角度(前傾・後傾)

内臓が収まる器の傾き。
骨盤の向きが変わるだけで内臓は簡単に下がります。

② 姿勢の軸(胸郭・腰椎の並び)

猫背か反り腰か、重心のズレはどうか。
姿勢の軸の崩れは内臓の落ち込みに直結します。

③ 呼吸の深さ・横隔膜の動き

呼吸が浅いほど内臓は支えられず、下垂しやすくなります。

特に女性は、ストレスや生理周期で呼吸が浅くなりやすく、内臓下垂を誘発しやすい傾向があります。

傾聴する手で内臓の向き・重さ・滑走性を判断する

平井塾の特徴である「傾聴する手」 は、ただ触って押すのではなく、身体がどの方向へ動きたがっているかを聴くように触れる技術です。

傾聴する手でわかること

  • 胃がどの方向へ下がっているか
  • 肝臓が張っているか
  • 腸のどの部分が重くなっているか
  • 子宮が前傾・後傾しているか
  • 筋膜の滑走が良いか悪いか
  • 腰へテンションが伝わっている経路

内臓下垂の本当の原因は、見た目や姿勢だけではわからず、触診の精度によって初めて明らかになるケースが多いのです。

平井塾ではこの「構造を聴く」手を最重要視しています。

FJAで内臓下垂の原因を特定する

内臓下垂は、「内臓が下がっていること」が問題ではなく、なぜ内臓が下がったのかという原因を見つけられないことが最大の問題です。

その原因は人によってまったく違い、

  • 胃が硬くて下がっている人
  • 子宮の傾きが強い人
  • 腸間膜の緊張が腰を引っ張っている人
  • 横隔膜が固まって内臓を押し下げている人

など、同じ「内臓下垂」でも構造は千差万別。

その複雑な原因をひとつずつ紐解くために必要なのが、平井塾の基礎手技 FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ) です。

腸がどの方向に下がっているかを触診で読む

腸が下がると、腸間膜が前下方向に引っ張られ、腰へ負担をかけます。

FJAでは、腸に触れながら「どの方向にテンションが走っているか」を読み取ります。

FJAで腸から読み取る情報

  • 左右どちらへ下がっているか
  • 下腹だけが落ちているのか
  • おへそ上部が硬いのか
  • ガスか便か、水分か、何が滞っているか
  • 膜の張り具合(緊張なのか冷えなのか)
  • 腸間膜が腰椎のどの高さを引っ張っているか

同じ腸の下垂でも、方向と膜の緊張質を読み分けることで原因が特定できるのがFJAの強みです。

子宮の傾きが腰痛とぽっこりお腹に与える影響

女性の場合、子宮の位置変化が内臓下垂と腰痛に直結します。

FJAでは、子宮に触れるのではなく、子宮を支える膜(広間膜・仙骨子宮靭帯)の緊張を触れて読み取ることにより位置と傾きを判断します。

FJAでわかる子宮の状態

  • 前傾・後傾の強さ
  • 左右どちらに引っ張られているか
  • むくみ(重さ)の程度
  • 月経周期による硬さの変化
  • 子宮のテンションが腰へ伝わる経路

子宮の傾きは、下腹ぽっこり・生理痛・腰の深部痛の大きな原因です。

胃・肝臓の緊張が下腹部の圧迫を生むケース

内臓下垂は「下の臓器だけの問題」と思われがちですが、実は上腹部の硬さが原因になっているケースが非常に多いです。

とくに多いのが、

  • 胃の重さ、緊張
  • 肝臓のむくみ・下垂
  • 横隔膜の固さ

これらが内臓全体を上から押し下げ、腸や子宮が圧迫されて落ちていく仕組みです。

FJAで上腹部からわかる情報

  • 胃の前後方向の緊張(ストレス型胃)
  • 肝臓の下垂方向(右重心の腰痛に多い)
  • 胸郭の硬さ
  • 横隔膜の動きの制限

これらを手で読み取ることで、どこから内臓が下がり始めたかが明確になります。

下垂の起点を見つけてエラーを丁寧に解消する

内臓下垂の人は、下垂している臓器を上げようとする施術を受けがちですが、それは根本解決になりません。

大切なのは、内臓が下がり始めた原因(起点)を見つけること。

FJAは、

  • 子宮が最初に下がったのか
  • 腸が硬くなって下がったのか
  • 横隔膜が下げたのか
  • 骨盤の傾きが原因だったのか
  • ストレスで胃が固くなったのか

こうした 最初の一手を特定する技術です。

原因が特定できれば改善は早く、腰痛・下腹ぽっこり・猫背の同時改善も十分可能です。

姿勢循環整体で内臓を支え直し、腰痛を改善する

FJAで内臓下垂の原因点が特定できたら、次に必要なのは「内臓が本来の位置に戻れる身体の構造」をつくることです。

その役割を担うのが、平井塾が指導する応用手技姿勢循環整体

姿勢循環整体は、

  • 姿勢
  • 呼吸(横隔膜)
  • 内臓の動き
  • 血流・リンパ
  • 骨盤の角度
  • 筋膜の滑走
  • 自律神経
    といった全体の循環を整え、「内臓が自然と支えられる身体 を育てていく整体法です。

骨盤の角度を整えて内臓の居場所を取り戻す

内臓下垂の根本には、必ず骨盤の角度の乱れが存在します。

骨盤が後傾している人

→ 内臓が前下方向へ滑り落ちる
→ 下腹ぽっこり・腰の深部痛に直結

骨盤が前傾しすぎている人(反り腰)

→ 内臓を乗せるスペースが潰れる
→ 胃腸が押し下げられる

姿勢循環整体では、骨盤を外から強制的に動かすのではなく、内臓と筋膜の緊張を解消したうえで、自然な角度に戻すよう導きます。

骨盤がちょうどよい角度に戻ると、それだけで内臓がふわっと上がる感覚が出る人も多くいます。

横隔膜の動きが改善すると内臓が自然に上がる理由

内臓下垂の人に共通して見られるのが横隔膜の固さ・呼吸の浅さ

横隔膜は内臓の天井なので、ここが固く下がっていると内臓が押しつぶされるように落ちていきます。

姿勢循環整体で横隔膜を調整すると…

  • 呼吸が深くなる
  • 内臓の上下運動が再開
  • 内臓が自然に持ち上がる
  • 下腹部の冷えが改善
  • 腰の奥の重さがスッと抜ける

「胃が上がった感じがする」「みぞおちが軽い」
という声が非常に多いのは、このためです。

腹圧・呼吸・姿勢を同時に整えるメリット

内臓下垂の改善には腹筋よりも腹圧(内臓を支える空気圧)が重要。

姿勢循環整体では、横隔膜・骨盤底筋・腹横筋が自然に連動するように整えます。

これにより得られる効果

  • 内臓を支える内側の柱が育つ
  • 下腹が引き締まる
  • 内臓が安定する
  • 姿勢が伸びる
  • 腰痛の再発が減る

腹圧が整うと、ぽっこりお腹は自然にへこみ、腰の負担も劇的に軽減します。

全身循環を整えることで腰痛・ぽっこりお腹が同時に改善

姿勢循環整体の特徴は、局所ではなく全身を整えること。

全身循環が整うと…

  • 血流が回り内臓が温まる
  • 腸が動きやすくなる
  • 子宮のむくみが取れやすい
  • 背中・腰の緊張が抜ける
  • 姿勢が自然にまっすぐになる
  • ぽっこりお腹が改善
  • 腰痛が同時に軽減する

内臓下垂は全身の構造問題であるため、全身アプローチが最も理にかなっているというのが平井塾の結論です。

今日からできる内臓下垂セルフケア

内臓下垂は、お腹を支える力が弱いから起こるのではありません。

内臓を支える「姿勢・呼吸・膜の緊張」が崩れているから起こる不調。

つまり、日々の習慣を少し変えるだけでも内臓の位置は安定しやすくなります。

ここでは、平井塾の臨床で改善効果が高かった「内臓下垂セルフケア」を4つだけ厳選して紹介します。

下腹部の腹圧を整える「丹田呼吸」

横隔膜が固いと内臓は下がります。
そのため、最初に整えるべきは 呼吸=横隔膜の動き

丹田呼吸は、内側から内臓を支える腹圧の柱を育てる最も簡単な方法です。

やり方(1日3セット)

  1. おへその少し下(丹田)に手を当てる
  2. 鼻からゆっくり吸い、お腹をふくらませる
  3. 口から細く長く吐く
  4. 下腹がふわっと温かくなるのを感じる

期待できる変化

  • 下腹ぽっこりが自然にへこむ
  • 腰が伸びやすくなる
  • 横隔膜がゆるむ
  • 子宮・腸の血流改善

「え?呼吸だけで?」と思うかもしれませんが、これは平井塾でも最も効果が早く出やすいセルフケアです。

骨盤の前後ゆらしで内臓の位置をリセット

内臓下垂の方は、
・骨盤後傾(猫背)
・骨盤前傾(反り腰)
のどちらかに偏っていることがほとんど。

偏りをなくすと、内臓の居場所が戻りやすくなります。

やり方

  1. 椅子に浅く座る
  2. 骨盤を前にゆっくり倒す(反り腰方向)
  3. 骨盤を後ろへゆっくり倒す(猫背方向)
  4. これを10〜15回

ポイント

  • 腰ではなく骨盤を動かす意識
  • 動きは小さくてOK
  • 呼吸を止めない

得られる効果

  • 骨盤の角度が整う
  • 内臓の下垂方向が軽減
  • 腰の深部痛が減る

「内臓が上がった感じがする」という方も多い優秀なエクササイズです。

腸が動き出す「朝5分のウォーキング」

腸は歩くと自然に動きます。
内臓下垂を改善するうえで最も大切なのは 腸の動き

朝5分だけ歩くだけで、

  • 腸が動く
  • 下腹部が温まる
  • むくんだ内臓が軽くなる
  • 腰の重さが消える

という変化が起きます。

やり方

  • 朝起きてすぐ外に出る
  • 5〜10分歩くだけ
  • 深呼吸しながらゆっくり歩く

これは平井塾の患者さん全員に勧めている「黄金習慣」です。

猫背・反り腰を防ぐ日常のクセ改善

内臓下垂は、日常の姿勢習慣が大きな原因です。
とくに以下は要注意。

やめたい姿勢のクセ

  • 椅子で背もたれに丸まって座る
  • 反り腰歩き
  • 足を組む
  • 片足荷重で立つ
  • スマホ首

これらはすべて内臓が下がり続ける姿勢です。

代わりに意識したいポイント

  • 胸を軽く開く(胸郭をつぶさない)
  • お腹を凹ませない(腹圧を抜かない)
  • 足裏全体でまっすぐ立つ

姿勢のクセが変わると、内臓の位置も自然と整っていきます。

まとめ|内臓下垂は構造を整えることで腰痛もお腹も改善する

内臓下垂は、見た目の問題でも、筋力不足のせいでもありません。

この記事で見てきたように、内臓が下がる背景には「身体の深い構造の乱れがあります。

内臓下垂の本質

  • 子宮・腸・胃などの内臓が下方向へ落ち込む
  • その重さが骨盤と腰椎に負担をかける
  • 腰の深部痛・下腹ぽっこり・猫背を引き起こす
  • “姿勢・呼吸・筋膜・自律神経”の連鎖エラーが原因

内臓下垂は結果であり、改善するには原因を読み解く構造思考が欠かせません。

平井塾の構造思考が効果的な理由

平井塾では、内臓・筋膜・横隔膜・姿勢のすべてをひとつのユニットとして捉えることを重視します。

  • FJAで下垂の起点を特定し
  • 姿勢循環整体で内臓の“居場所”を整え
  • 体全体の循環を改善する

この2段階アプローチは、腰痛と下腹ぽっこりが同時に変わるケースが多く、「数年来の腰の重さが消えた」という方も珍しくありません。

セルフケアでも身体は必ず変わる

この記事で紹介した

  • 丹田呼吸
  • 骨盤の前後ゆらし
  • 朝の5分ウォーキング
  • 姿勢のクセ改善

これらはすべて、内臓の位置を整えるための土台づくりになります。

今日から少しずつ取り入れることで、内臓が支えられやすくなり、腰痛や下腹の張りも自然と軽くなっていきます。

「内臓下垂だから仕方ない」ではありません

何年も続いた腰痛や下腹ぽっこりが内臓が本来の位置に戻っただけで改善するケースは本当に多いです。

あなたの身体は、まだ変われます。
構造を整えれば、内臓は自然と支えられ、腰も、お腹も、姿勢も、呼吸も、本来の状態に戻っていきます。

内臓下垂・腰痛・下腹ぽっこりを本気で改善したい方へ

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投稿者情報:平井 大樹

みゅう整骨院 代表。平井塾 代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。

「患者様の人生に、心からの安心を。」

私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。

  • 長期にわたる信頼:みゅう整骨院には、5年以上通われる方が308名、10年以上通われる方も100名いらっしゃいます。これは、一時的な改善ではなく、患者様が私たちに一生の健康を任せてくださっている証です。
  • 根本的なアプローチ:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)、姿勢循環整体という独自の手技で、痛みの箇所だけでなく、その根本原因である身体全体の歪みや動きの不調にアプローチします。
  • 平井の予約が取れない理由:開業後、患者様の紹介がメインで予約が満員になりました。2020年以降、新規予約は5年待ちの状態です。現在、新規予約を取る予定はありませんが、みゅう整骨院または、平井塾受講生から同じ施術を受けることができます。

このコラムが、あなたの不調を改善し、より豊かな毎日を送るための一歩となれば幸いです。

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