「毎週リハビリに通っているのに、なかなか良くならない……」
「動かすように言われているけど、動かすたびに痛い」
そんな五十肩のリハビリに悩んでいませんか?
整形外科で診断を受け、電気治療やストレッチ、可動域訓練を続けているのに、半年、1年と経っても改善が見られない。
「もう一生このままなのでは……」と不安を感じる方は少なくありません。
でも、安心してください。
それはあなたの努力が足りないからではありません。
実は、五十肩(肩関節周囲炎)がリハビリで治らないケースの多くには、「肩だけを見てしまう」ことによる構造的な盲点が存在します。
平井塾では、20年以上・10万件以上の臨床経験を通して、五十肩を「局所の炎症」ではなく、体全体の構造バランスが崩れた結果として起こる現象と捉えています。
つまり、どれだけ肩を動かしても、背骨・肋骨・骨盤・呼吸といった体のつながりが整っていなければ、治る流れが生まれにくいのです。
リハビリが思うように進まないのは、体が治る準備ができていないだけ。
構造を整えれば、体は自然と治る方向に動き出します。
この記事では、
- なぜリハビリをしても治らない五十肩があるのか
- 動かして悪化するケースの見分け方
- 平井塾が考える整体的リハビリの考え方
- 医療と整体の併用で安全に回復する方法
を、専門家の立場からわかりやすく解説していきます。
「リハビリ=頑張る」ではなく、「リハビリ=整えて治る流れをつくる」という視点を知ることで、あなたの肩は確実に変わっていきます。
目次
この記事でわかること
- リハビリで治らない五十肩の原因
- リハビリをやりすぎて悪化するリスク
- 自然治癒を妨げる構造のロックとは?
- 平井塾が提唱する整体的リハビリの考え方
- 医療と整体を組み合わせた安全な回復法
「もう動かしたくないほど痛い」
「でも、このまま固まってしまうのも怖い」
そんな方にこそ知ってほしい、動かす前に整えるという新しいリハビリの考え方。
この先では、五十肩がリハビリで治らない理由を、医学と整体、両方の視点から詳しくお伝えします。
はじめに|「毎日リハビリしているのに治らない…」と感じていませんか?

リハビリを続けても変化がないときの不安
「毎週リハビリに通っているのに、痛みが減らない。」
「ストレッチを頑張っても、腕が上がらない。」
そんな声を、私たちは非常によく耳にします。
整形外科で「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断され、温熱療法や可動域訓練、筋力トレーニングなどのリハビリを指導されるのは一般的です。
しかし、数ヶ月経っても効果が実感できないと、「自分の努力が足りないのでは?」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
けれど、それはあなたのせいではありません。
リハビリを続けても治らないケースには、やり方の問題ではなく、体の構造的条件が関係しているのです。
「治らない五十肩」に共通する3つの思い込み
リハビリがうまくいかない背景には、多くの方が信じてしまっている「3つの思い込み」があります。
① 「動かせば治る」
実際には、炎症期に動かしすぎると悪化するケースがあります。
炎症が強い時期は、体が修復の準備をしている段階。
無理に動かすと、その自然な修復プロセスを邪魔してしまいます。
② 「肩だけが悪い」
五十肩の痛みは、肩そのものではなく、背骨・肋骨・骨盤・呼吸などの全体バランスの崩れが原因であることが多いです。
肩は体全体の構造の「結果」として痛みを出しているにすぎません。
③ 「痛い=悪い動かし方」
痛みが出ると、「動かすのはよくない」と思ってしまいがちですが、どの方向に動かすかが問題なのです。
正しい方向に誘導してあげると、痛みを出さずに可動域を広げられることがあります。
平井塾では、こうした思い込みのリハビリを乗り越えるために、まず体全体の構造を整えることを大切にしています。
それは、単に肩を動かすのではなく、「体が治る準備を整える」ことから始めるという考え方です。
平井塾の視点:努力ではなく、流れを整える
五十肩が治らないのは、努力が足りないからでも、年齢のせいでもありません。
それは、治る流れが滞っているだけ。
体のどこかで血流や筋膜、神経の伝達が止まり、修復が進みにくくなっているのです。
リハビリで動かす前に、まずその「流れ」を整えてあげる。それが平井塾の整体的リハビリの第一歩です。
体が整い、治る条件がそろえば、痛みは自然に引き、関節は再び動き出します。
なぜ五十肩はリハビリをしても治らないことがあるのか

医学的に行われる五十肩の標準リハビリとは
整形外科で行われる五十肩(肩関節周囲炎)のリハビリは、主に「関節の可動域を広げること」と「筋力を回復させること」を目的にしています。
具体的には、
- 温熱療法(ホットパックなどで血流を促す)
- 可動域訓練(ストレッチや振り子運動)
- 筋力トレーニング(肩周囲の筋肉を再教育)
などが中心です。
これらは、肩の動きを直接的に改善することを狙ったリハビリであり、炎症が落ち着いた段階では非常に有効です。
しかし、問題は「炎症期」や「拘縮期(固まっている時期)」に、動かすことそのものが逆効果になることがあるという点です。
動かしても良くならない理由は炎症だけではない
リハビリをしても痛みが続く場合、「炎症が治まっていないのでは?」と考えがちです。
たしかに炎症は関係していますが、それだけが原因ではありません。
多くの場合、肩を動かしても体全体が連動していないことが原因です。
たとえば、肩を上げようとするとき、実際には肩甲骨・肋骨・背骨・骨盤が同時に連動して動く必要があります。
しかし、どこかに動きの滞りがあると、その分を肩だけで補おうとし、過剰な負担がかかります。
その結果、
「頑張って動かしているのに痛い」
「一瞬良くなっても、また戻る」
という状態に陥ってしまうのです。
このような場合、肩を直接動かすリハビリを続けても、根本的な改善にはつながりません。
痛みをかばうことで起こる「代償動作」と構造の歪み
人間の体は、痛みを避けるために自然と代償動作(かばい動き)をします。
たとえば、
- 痛い側の肩を下げて生活する
- 反対側の腕で代わりに作業する
- 背中を丸めて痛みを避ける
こうした動作が長く続くと、体全体のバランスが崩れ、筋膜や関節の動きが制限されていきます。
つまり、「肩を治すためのリハビリ」が、いつのまにか他の部分の歪みを生んでしまうのです。
平井塾では、この現象を「構造のロック」と呼びます。
体が本来の連動性を失い、部分的に動かなくなっている状態。このロックを解除しないままリハビリを続けても、痛みが抜けないのは当然なのです。
平井塾の視点:動かす前に構造を整えることが先
リハビリが停滞する最大の理由は、「整える前に動かしている」ことにあります。
本来、体は
① 構造を整える(姿勢・呼吸・筋膜のバランス)
② 循環を回復させる(血流・リンパの流れ)
③ その上で動かす(リハビリ)
という順序で回復していきます。
平井塾では、リハビリ前にFJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)で細部の関節や筋膜を整え、
姿勢循環整体で体の流れを戻すことで、「動かせる体」をまずつくります。
構造が整えば、リハビリは努力ではなく自然な動きに変わります。
それが、長引く五十肩を改善へ導くための第一歩です。
五十肩の治りを遅らせる3つの要因

① 肩だけに注目してしまうリハビリ
五十肩で最も多い誤解が、「肩が悪い=肩を治せば良い」という考え方です。
多くのリハビリでは、肩関節そのものにアプローチしますが、実際のところ、肩は全身の一部として動いている関節です。
肩を上げるとき、本来は次のような連動が起こります。
- 肩甲骨が背中でスライドする
- 胸郭(胸のかご)が広がる
- 背骨と骨盤が支えとして働く
つまり、肩がスムーズに動くためには、体全体の構造的バランスが整っていなければなりません。
肩だけを繰り返し動かすリハビリを続けると、かえって他の部位との協調性が失われ、「動かすたびに痛い」「いつまで経っても軽くならない」という状態を招くのです。
② 胸郭・背骨の動きが失われている
五十肩の方を観察すると、ほとんどの人に共通しているのが、胸郭(胸まわり)と背骨の硬さです。
胸郭が固まると、呼吸が浅くなり、肩を動かすときに必要な「胸の広がり」が出ません。
また、背骨がスムーズに動かないと、肩甲骨の動きも制限され、結果的に肩関節に負担が集中します。
特に、デスクワークやスマホ姿勢などで背中が丸まっている人は、リハビリでどれだけ肩を動かしても、その背面の構造的制限が邪魔をしているのです。
平井塾では、肩の施術の前に、胸郭と背骨を整えることを入口の治療と考えています。
姿勢を起こし、呼吸を深め、体が動く土台をつくる。
これが、リハビリ効果を高めるための隠れた鍵です。
③ 呼吸と循環の滞りが回復を妨げる
もうひとつ見逃されがちな要因が、体内の循環不全です。
筋肉や関節が治るためには、十分な酸素と栄養、そして老廃物を排出する「流れ」が必要です。
ところが、痛みを我慢して動かしたり、常に肩まわりが緊張している状態では、血流やリンパの流れが滞り、回復が遅れてしまいます。
呼吸が浅い人ほど、自律神経が興奮しやすく、筋肉が固まりやすい傾向があります。
平井塾の姿勢循環整体では、呼吸のリズムを整えることで循環を改善し、自然治癒のスイッチを入れることを重視しています。
「体が温まり、呼吸が通ると、痛みがやわらぐ」
これは、治癒の流れが再び動き出したサインです。
まとめ:リハビリの前に整えるという選択を
リハビリを頑張っているのに治らないとき、それは努力が足りないのではなく、順番が違っているだけかもしれません。
① 体の構造を整える
② 循環を回復させる
③ その上でリハビリを行う
この流れが整えば、どんな五十肩でも治る方向へ動き出します。
リハビリが五十肩を悪化させることがある?

リハビリが効果的な期間と「やりすぎ」のリスク
リハビリには、効果が出やすい時期と、逆効果になりやすい時期があります。
その違いを理解していないと、「一生懸命やったのに悪化した」ということにもなりかねません。
炎症期(発症〜3か月):動かしすぎ注意
この時期は、肩の内部で炎症が起きており、強い痛みが出やすい状態です。
この段階で無理に動かすと、炎症が再び悪化してしまいます。
「リハビリをさぼっている気がする」と感じても、安静が最も必要な時期です。
拘縮期(3〜9か月):動かさなさすぎ注意
炎症が落ち着くと、関節や筋膜が固まりやすくなります。
この時期は、呼吸と連動した軽い可動運動を始めるタイミング。
「痛みが出ない範囲で動かす」がルールです。
回復期(9か月以降):再発防止の時期
可動域が広がってきたら、筋力回復や姿勢改善に重点を置きましょう。
ただし、強い負荷をかけすぎると、せっかく整った組織を傷めるリスクがあります。
戻る不安がある時こそ、全身バランスを整える施術を併用すると効果的です。
ポイント:
リハビリは「量」よりも「タイミングと質」。
痛みが強いときは動かさず、治る流れに乗る時期を見極めましょう。
強い痛みが出た場合の正しい対処法
リハビリ中に「ズキッ」とした痛みや、翌日まで残るような強い痛みが出たときは、すぐに中止してください。
これは、「動かしすぎた」「体がまだ準備できていない」サインです。
痛みが強いときは、以下の手順で対処しましょう。
- 冷やす(10〜15分):炎症反応を抑えます。
- 安静を保つ:無理なストレッチや家事を控える。
- 呼吸を整える:肩を動かさず、深く息を吐くことで緊張を緩める。
- 翌日にまだ痛みが強ければ医療機関へ。
リハビリは「痛気持ちいい」程度が目安です。
強い痛みが出るのは、体が「もう少し待って」と教えてくれているサイン。
無理に続けると、かえって回復を遅らせてしまいます。
セルフケアでやってはいけない注意点
YouTubeやSNSには「五十肩に効くストレッチ」が数多く紹介されています。
しかし、すべての人に合うわけではありません。
とくに注意したいのは次の3つです。
無理な可動域ストレッチ
「痛いけど我慢すれば動くようになる」と思って無理に引っ張ると、筋膜や腱を傷つける危険があります。
肩だけの体操
肩だけを動かす運動は、他の関節との連動を失い、
動きのバランスを崩します。
胸や背中、骨盤を含めた全身で動かす意識が重要です。
片側ばかり使う生活
痛みを避けて反対側の腕ばかり使うと、左右の筋肉バランスが崩れ、回復をさらに遅らせます。
安全なセルフケアの原則:
「痛みがない方向へ」「呼吸を止めずに」「全身を使ってゆっくり」。
平井塾では、リハビリ前にFJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)で体の動かせる構造を整えてからセルフケアを行うよう指導しています。
これにより、無理なく安全に動かせる状態を作り、リハビリの効果を最大限に高めることができます。
まとめ:頑張るより、整える勇気を
リハビリは「頑張ること」が目的ではなく、体が治るリズムに合わせることが大切です。
- 痛いときは休む勇気
- 治るタイミングを待つ冷静さ
- 無理に動かさず整える柔軟さ
この3つを意識するだけで、リハビリの成果は格段に変わります。
「治す努力」から「整える選択」へ。
それが、長引く五十肩を根本から回復させる第一歩です。
医学的リハビリと整体的アプローチの違い

医学的リハビリ=局所的な機能回復を目的にする
整形外科や病院で行われる医学的リハビリは、明確な目的を持っています。
それは、「関節を動かす・筋肉を強化する」といった、局所的な機能回復です。
電気治療・温熱療法・ストレッチ・筋トレなどを組み合わせながら、筋肉の硬さを取り、関節の可動域を広げることを目指します。
こうしたリハビリは、
- 炎症が落ち着いた段階
- 構造的なバランスが保たれている体
では非常に有効です。
しかし一方で、
- 背骨や骨盤の歪み
- 呼吸の浅さ
- 筋膜や神経のねじれ
が残ったまま局所を動かすと、肩の動きが不自然になり、再発や悪化のリスクが高まります。
つまり、医学的リハビリは部分的な機能回復には優れているものの、全身の調和まではカバーしきれないという限界があるのです。
整体的リハビリ=全身構造の調和と循環の回復を目的にする
整体的リハビリは、筋肉や関節そのものではなく、体の構造的バランスと流れを整えることを目的としています。
平井塾が行う整体的リハビリでは、ここでは、力で可動域を広げるのではなく、動ける環境を再構築するという発想が中心です。
結果として、痛みを抑えるのではなく、「痛みが必要なくなる体」を目指すのが整体的リハビリの特徴です。
両者を併用することで最大の回復を得る
平井塾では、「医学的リハビリと整体的リハビリのどちらが良いか」ではなく、両者をどう組み合わせるかを大切にしています。
たとえば、
- 医療リハビリで炎症を管理し、可動域を安全に回復
- 整体的アプローチで姿勢・循環を整え、治癒を加速
このように、医療が診断と安全を担い、整体が治る環境を整えることで、回復の流れが最もスムーズになります。
さらに、平井塾の施術では、リハビリで生まれた小さな動きを全身の構造に結びつけることを重視します。
それにより、部分的な改善が「体全体の変化」として定着し、再発を防ぐことができます。
まとめ:医学は治療、整体は回復をつくる
医学的リハビリが「治療の一環」だとすれば、整体的リハビリは「回復の環境づくり」です。
どちらも欠かせないものであり、両方の力を上手に生かすことで、五十肩の回復は我慢して待つものから整えて進めるものへと変わります。
「治す」と「整える」が重なったとき、体ははじめて自然に治る流れを取り戻します。
治らない五十肩から抜け出すための3ステップ

① 医療チェックで炎症・損傷を見極める
まず最初に行うべきことは、「炎症や損傷の有無を正確に知ること」です。
リハビリを続けても痛みが強い場合、
- 腱板損傷(腱が部分的に切れている)
- 石灰沈着性腱炎(石灰が溜まり炎症を起こしている)
- 関節包の強い炎症(肩関節周囲炎)
などの状態が隠れていることがあります。
この段階でMRIやエコー検査を受けて、「炎症期なのか」「拘縮期なのか」「回復期なのか」を把握することが大切です。
平井塾の基本方針
「構造を整える前に、安全を確かめる。」
医療チェックは、体を守るための第一歩です。
この判断を怠ると、リハビリや整体の効果が出ないだけでなく、かえって悪化を招くこともあります。
② 構造を整えて「治る流れ」を再起動する
次のステップは、体の構造のバランスを整えることです。
炎症が落ち着いてきた段階では、「肩を動かす」前に「体が動ける構造」をつくる必要があります。
平井塾ではこの段階で、
- FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)による微細調整
- 胸郭・背骨・骨盤の連動を回復させる姿勢循環整体
を行い、体全体の治る流れを再び動かします。
これにより、
- 肩を動かしても痛みが出にくくなる
- 血流が改善して自然治癒が促進される
- 呼吸が深まり、体が軽く感じる
といった変化が現れます。
ポイント:
「動かす前に整える」ことで、治療は作業から回復に変わります。
③ 姿勢・呼吸を整え、再発を防ぐ体へ
リハビリが進んで痛みが減ってきたら、
今度は戻らない体をつくる段階です。
この段階で重要なのが「姿勢」と「呼吸」。
五十肩の多くは、猫背・巻き肩・呼吸の浅さと密接に関係しています。
以下の3つを意識してみてください。
- 胸を開いて立つ・座る
肩を引くのではなく、胸の中央を少し上に向ける。 - 深い呼吸を意識する
鼻から吸って胸とお腹を広げ、ゆっくり口から吐く。 - 左右のバランスを感じる
片側ばかり使わず、反対の肩・骨盤の動きも意識する。
これらを意識するだけで、肩に余計な力が入らず、再発しにくい体の使い方が身につきます。
平井塾では、姿勢循環整体を通じて、「呼吸が通る姿勢=治る姿勢」を定着させることを重視しています。
まとめ:正しい順序が治るを早める
治らない五十肩から抜け出すためには、闇雲に動かすのではなく、正しい順序が大切です。
| ステップ | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| ① 医療チェック | 炎症・損傷の確認 | 安全の確保 |
| ② 構造を整える | FJAと姿勢循環整体 | 治る流れを再起動 |
| ③ 姿勢と呼吸 | 習慣の改善 | 再発防止・自然治癒の定着 |
「治す努力」より、「治る流れを整える意識」。
この考え方こそが、長引く五十肩から抜け出す最短ルートです。
実際に回復した患者さんのエピソード

半年間リハビリを続けても変わらなかった女性の事例
50代女性・主婦のKさんは、右肩の痛みで夜も眠れないほどの状態が続いていました。
整形外科では「五十肩」と診断され、半年間、週2回のリハビリに通い続けたそうです。
温熱療法とストレッチを続けても、「痛みは減るけれど動かすとすぐ戻る」という状態が続き、次第にリハビリに行くのもつらくなってしまったとのこと。
Kさんが平井塾推薦の整体院を訪れたのは、「もう動かすのが怖い」と感じ始めた頃でした。
初回のカウンセリングで体を確認すると、肩そのものよりも肋骨・鎖骨・背中の硬さが強く、呼吸が浅くなっているのがわかりました。
FJAで肩が上がらなかった原因を読み解く
施術ではまず、FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)を使い、肩甲骨の裏・鎖骨の下・胸郭の微細な動きを丁寧に確認しました。
すると、痛みの原因は「肩の関節の硬さ」ではなく、肋骨と肩甲骨の間にある筋膜のロックでした。
そこを力で押したり伸ばしたりせず、動きたい方向にそっと誘導するように手を添えると、体が自然に緩み、呼吸が深くなっていきました。
施術後、Kさんは驚いた表情でこう話されました。
「肩を上げようとしていないのに、勝手に軽くなって動くんです。」
この瞬間、Kさんの体に治る流れが戻ったのです。
姿勢循環整体で体全体の流れを再構築
2回目以降は、FJAで局所を整えたあと、姿勢循環整体で全身の流れを整える施術に移行しました。
骨盤から背骨、肋骨、肩へとつながる「姿勢の連動」を回復させ、呼吸とともに体全体がスムーズに動けるように整えます。
この段階でKさんは、
- 朝の着替えで痛みが出なくなった
- 夜間痛がほとんど消えた
- リハビリでの可動域訓練が痛みなくできるようになった
という変化を実感されました。
「リハビリの前に整体で整えてもらうと、動かすのが怖くなくなりました。」
平井塾が大切にしている「整えてから動かす」という順序が、Kさんの治癒を支えた典型的なケースです。
構造を整えると、体は自然に動きたがる
3か月後、Kさんの肩は日常生活に支障のないレベルまで回復。
さらに驚くことに、姿勢が良くなり、肩だけでなく首や腰の違和感も消えていました。
これは、五十肩を肩だけの問題として見なかったからこその結果です。FJAで細部のエラーを解消し、姿勢循環整体で全身をつなげることで、体が「動きたがる構造」に戻ったのです。
「リハビリでは痛みを我慢して動かしていたけれど、今は動ける感覚があるんです。」
これこそ、平井塾が目指す「構造から回復を導くリハビリ」の実践です。
まとめ:痛みが取れるより動ける体がゴール
Kさんのように、リハビリを頑張っても改善しなかった方が、構造を整えることで自然に動けるようになるケースは少なくありません。
- 肩を押してもダメだった
- 動かすと痛みが出ていた
- リハビリが怖くなっていた
そうした方でも、体の構造を整えるだけで回復のスイッチが入るのです。
「痛みが取れること」よりも、「動けること」こそが本当の治癒。
それが、平井塾の考える整体的リハビリのゴールです。
医療機関と整体の併用で安心して回復を進めよう

リハビリを中断せずに整体を取り入れるコツ
多くの患者さんが悩むのが、「病院のリハビリに通っているけど、整体を受けても大丈夫?」という点です。
結論から言えば、むしろ併用が理想的です。
なぜなら、
- 医療のリハビリは「痛みをコントロールする」
- 整体は「治る流れを整える」
という目的の違いがあるからです。
平井塾では、次のような併用法をおすすめしています。
| タイミング | 医療機関のリハビリ | 整体(FJA・姿勢循環整体) |
|---|---|---|
| 炎症期(痛みが強い時期) | 炎症管理・診断 | 安静と循環サポート(姿勢・呼吸の調整) |
| 拘縮期(固まり始め) | 可動域訓練 | 構造調整・胸郭・背骨の解放 |
| 回復期(動きが戻る段階) | 筋力回復・安定化 | 全身連動・再発防止の姿勢づくり |
このように、どちらか一方ではなく、それぞれの得意分野を活かして補い合うことで、より安全に・より早く回復が進みます。
医師と施術者の連携が治る環境をつくる
平井塾では、医療と整体の間に「壁」をつくりません。
むしろ、両者が連携することで、患者さんにとって最良の結果を目指します。
たとえば、
- 炎症や損傷の程度を医師が正確に診断
- その情報をもとに、整体で構造的バランスを整える
- 症状の経過を共有し、適切な負荷や運動を調整
このように連携が取れていれば、不安を感じることなく安心して体を任せられます。
「治療」と「整体」が競い合うのではなく、「治療」が治す、整体が治る環境を整える。
それが、平井塾が考える「共存型のリハビリ」です。
平井塾が大切にする安全と信頼の両立
平井塾では、施術の前に必ず次の3つを確認しています。
① 医療機関での診断が済んでいるか
炎症や損傷の有無を把握し、整体が安全に行える状態かを確認。
② 痛みの質・タイミングを聴く
夜間痛か、動作痛かを見極め、整体の方向性を決定。
③ 医療に戻す判断をためらわない
改善が見られない、または痛みが増す場合には速やかに医師へ。
このように「安全」を最優先にしながら、体の声を丁寧に聴き、構造を整えるのが平井塾流のリハビリサポートです。
信頼できる医師と施術者が連携することで、患者さんは安心して治る流れに身を委ねることができます。
まとめ:医療×整体=最高のチーム医療
五十肩の回復を最短で進めるには、医療と整体の「どちらが正しいか」ではなく、「どう組み合わせるか」が大切です。
- 医療は「診る・守る」
- 整体は「整える・導く」
この2つが重なり合うと、痛みを抑えるだけでなく、再発しにくい整った体をつくることができます。
「治す」と「整える」がひとつになったとき、人の体は最も自然な形で治り始める。
それが、平井塾が提唱する統合的リハビリの在り方です。
まとめ|治らないを治る流れに変えるために

五十肩は「頑張り方」を変えれば治る
五十肩のリハビリで大切なのは、「どれだけ頑張るか」ではなく、どの方向に頑張るかです。
どんなに努力しても、肩だけを動かし続けてしまえば、治る流れを妨げてしまうことがあります。
反対に、体の構造を整え、呼吸と循環がスムーズに流れ始めれば、痛みは自然にやわらぎ、可動域は自ずと広がります。
「治す努力」よりも、「整える意識」。
それが、治らない五十肩から抜け出す最初の一歩です。
痛みを敵ではなくサインとして受け止める
五十肩の痛みは、体が「ここに無理がある」と教えてくれているサインです。
それを力で押さえつけたり、無理に動かそうとするのではなく、痛みの意味を聴く姿勢が大切です。
平井塾では、施術の中で常に「体が何を伝えたいか」を聴きます。
力任せに動かすのではなく、手を通して体と対話することで、自然治癒力が働く準備が整っていきます。
痛みを敵ではなくガイドとして扱うと、リハビリそのものが「治す作業」から「治るプロセス」へと変わります。
構造を整えれば、治る力は誰にでも備わっている
五十肩が長引くと、「もう治らないのでは」と不安になる方も多いですが、平井塾がこれまで関わってきた10万件以上の臨床の中で、「治る力がなかった人」は一人もいません。
大切なのは、その力を引き出すための環境を整えること。
- 姿勢を整える
- 呼吸を深める
- 関節や筋膜の流れを取り戻す
この3つが整えば、体は必ず変化を見せます。
人間の体は、正しく整えば、必ず治る。
それが、平井塾が伝え続けてきた真理です。
治る道は一人で歩かなくていい
五十肩のリハビリは、長い道のりに感じることもあります。
だからこそ、信頼できる専門家と一緒に進むことが大切です。
平井塾では、
- 医師との連携を重視しながら安全を確保
- 体の声を聴き、構造から回復を導く
- 施術者と患者が「二人三脚」で回復を目指す
この3つを柱に、「治す」から「一緒に治る」関係づくりを大切にしています。
あなたの体は、まだ十分に治る力を持っています。
その力を信じ、整えていく道を、私たちと一緒に歩んでいきましょう。
平井塾のメッセージ|整える勇気が治る未来をつくる
リハビリで治らない五十肩も、「構造を整える」という新しい視点を持つことで、確実に回復の道が開けます。
痛みを恐れず、体を責めず、整える勇気を持つこと。
その小さな一歩が、体の奥に眠る自然治癒力を呼び覚まし、「もう治らない」を「まだ治せる」に変えていきます。
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投稿者情報:平井 大樹

みゅう整骨院 代表。平井塾 代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。
「患者様の人生に、心からの安心を。」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
- 長期にわたる信頼:みゅう整骨院には、5年以上通われる方が308名、10年以上通われる方も100名いらっしゃいます。これは、一時的な改善ではなく、患者様が私たちに一生の健康を任せてくださっている証です。
- 根本的なアプローチ:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)、姿勢循環整体という独自の手技で、痛みの箇所だけでなく、その根本原因である身体全体の歪みや動きの不調にアプローチします。
- 平井の予約が取れない理由:開業後、患者様の紹介がメインで予約が満員になりました。2020年以降、新規予約は5年待ちの状態です。現在、新規予約を取る予定はありませんが、みゅう整骨院または、平井塾受講生から同じ施術を受けることができます。
このコラムが、あなたの不調を改善し、より豊かな毎日を送るための一歩となれば幸いです。

