「腰を揉んでもよくならない」
「湿布も痛み止めも効かない」
「病院の検査では異常なしなのにずっと腰が痛い」
そんな原因不明の腰痛で悩んでいませんか?
実は、筋肉や骨には問題が見つからないのに痛みが続く場合、その原因が内臓の固さや内臓筋膜の緊張にあることが珍しくありません。
私たちの身体は、お腹の深いところにある内臓と、腰まわりの筋肉・背骨がひとつの筋膜(ファシア)のネットワークでつながっています。
そのため、内臓が疲れたり、固くなったり、位置が下がったりすると、その緊張が腰へとダイレクトに伝わって痛みを生むのです。
平井塾の20年以上・10万回以上の臨床経験でも、「原因不明の腰痛だと思っていたら内臓由来だった」というケースが非常に多く見られます。
たとえば、
✔ 腸が硬くてガスが溜まりやすい
✔ 食べ過ぎ・飲みすぎで肝臓が疲れている
✔ ストレスで胃が緊張している
✔ 生理痛が強く、子宮周りが固い
✔ 冷えでお腹がまるで氷のように冷たい
このような状態は、いずれも腰痛の引き金になります。
内臓由来の腰痛は、レントゲンにもMRIにも映らない機能的な不調。
だからこそ、筋肉だけを揉んでも、背骨だけを矯正しても改善しない のです。
この記事では、内臓筋膜と腰痛の深い関係を、平井塾の「構造思考」に基づいてわかりやすく解説していきます。
さらに、FJAによる内臓アプローチ、姿勢循環整体、セルフケアまで網羅し、あなたの腰痛の隠れた原因を見つける手がかりをお届けします。
「腰の痛みなのに、なぜお腹を見るの?」
「内臓が固いってどういうこと?」
「整体で本当に良くなるの?」
そんな疑問も、この先でしっかり解消していきます。
まずは、内臓が腰痛の原因になる理由から読み解いていきましょう。
目次
- 1 なぜ内臓が腰痛の原因になるのか?
- 2 内臓筋膜とは?腰痛と深く関わる第3の膜
- 3 内臓の状態が腰痛として現れる根本メカニズム
- 4 筋肉や骨の問題では説明できない内臓由来の腰痛の特徴
- 5 平井塾の構造思考で読み解く内臓 × 腰痛のつながり
- 6 FJAで内臓筋膜のエラーを見つける
- 7 姿勢循環整体で内臓が働く身体を取り戻す
- 8 内臓由来の腰痛は整体で改善できる?
- 9 自宅でできる内臓 × 腰痛セルフケア
- 10 まとめ|腰の痛みなのにお腹を見る理由
- 11 投稿者情報:平井 大樹
なぜ内臓が腰痛の原因になるのか?

「内臓と腰痛って、関係あるの?」
そう思う方は少なくありません。
しかし、実際の臨床では腰には異常がないのに腰が痛いというケースの多くに、内臓の緊張・位置のズレ・内臓筋膜の固さが関係しています。
ここでは、なぜ内臓が腰痛を引き起こすのかを、わかりやすく解説していきます。
腰痛の原因不明とは何を指すのか
病院の検査では、以下の所見がよく言われます。
- 骨には異常なし
- 椎間板の問題ではない
- 神経圧迫もない
- 筋肉の炎症も見当たらない
それなのに痛い、これが原因不明の腰痛と呼ばれるものです。
このタイプの腰痛は、画像や検査に映らない機能的な不調が原因 である場合が多く、中でも内臓の固さ・働きの低下が大きく関わります。
背骨や筋肉に異常がなくても痛む理由
内臓は、背骨に近い位置にあり、その周囲を 内臓筋膜(ファシア) が支えています。
例えば:
- 胃 → 胸椎6〜9番
- 肝臓 → 胸椎7〜10番
- 腸 → 腰椎3〜5番
- 子宮 → 骨盤内の筋膜
これらはすべて背骨につながっているため、内臓が緊張したり位置が下がると、背骨・腰の筋膜を引っ張り、痛みが出ます。
痛みの仕組み
内臓の固さ
↓
内臓筋膜が緊張
↓
そのまま腰・背中の筋膜へ引きつれが伝わる
↓
動いたときに痛みが出る
内臓は意外にも腰痛を引き起こす力が強いため、内臓が整わない限り腰痛は根本からは改善しません。
腹部と腰は筋膜でつながっている
お腹の深い部分の筋膜(内臓筋膜)は、背面の筋膜と一本のシートのようにつながっています。
そのため:
- 胃が固いと背中が張る
- 腸が下がると腰が重い
- 子宮が冷えると下腹部と腰が痛む
- 横隔膜が固いと腰が反りやすくなる
といった症状が起こります。
ポイント
腰の痛みは腰だけの問題ではない。
腹部と背部は、筋膜でひとつにつながっている。
これは、平井塾の構造思考の中でも特に重要な視点です。
内臓筋膜とは?腰痛と深く関わる第3の膜

「筋膜」という言葉は広く知られるようになりましたが、実は筋肉だけでなく内臓にも筋膜(ファシア)が存在していることは、まだあまり知られていません。
一般的に筋肉の張り・腰のコリとして理解される痛みの裏側で、実は内臓筋膜の緊張が腰痛をつくっていたというケースは非常に多いのです。
ここでは、腰痛を語るうえで欠かせない「内臓筋膜」について、わかりやすく整理していきます。
内臓筋膜の解剖学:どこからどこにつながるのか
内臓筋膜とは、胃・腸・肝臓・腎臓・膵臓・子宮・卵巣など、体内のすべての臓器を包み、臓器同士をつなぎ支える膜のことです。
この内臓筋膜は次のような特徴を持っています:
全身と「一枚の膜」でつながっている
内臓だけを包む膜ではなく、背骨・骨盤・横隔膜・腰の筋膜へと連続しています。
つまり、内臓の動き=腰・背中の動きでもあります。
内臓がズレないように吊り下げて支える
内臓が適切な位置にあることで、姿勢・呼吸・循環が安定します。
温度・ストレス・姿勢の影響を強く受ける
冷え、緊張、不良姿勢などで内臓筋膜が固くなりやすいのが特徴。
このように、内臓筋膜は見えない骨格とも言えるほど、身体全体の構造を支えている重要な膜なのです。
内臓が固まる=筋膜が働かない状態
「内臓が固い」という表現は医学的な病気を指すわけではありません。
もっとも多いのは、次のような機能的な固さです:
- 内臓周囲の筋膜が緊張して動きが悪い
- 冷えやストレスで内臓がこわばる
- 姿勢が悪く内臓が押しつぶされている
- 内臓の位置が下がって血流が低下している
この状態になると、内臓は上下・左右・回旋といった滑らかな動きができず、結果として 腰の筋膜を引っ張り続ける ことになります。
例
腸が硬い
↓
腸を包む膜が後ろへ引く
↓
腰椎(腰の背骨)を前へ引っ張る
↓
腰の筋肉が張り続ける
↓
立つ・座る・歩くと痛む
これこそが、筋肉をほぐしても治らない腰痛の正体です。
内臓疲労が腰の筋肉に影響するメカニズム
内臓が疲れると腰が痛くなる理由は、大きく3つあります。
内臓筋膜が背中・腰の膜を引っ張るから
胃 → 背中(肩甲骨の間)
肝臓 → 右腰〜背中
腸 → 下腹部〜腰
このように、内臓筋膜は背面の膜と連動しています。
内臓疲労で姿勢が崩れ、腰に負担がかかるから
- 胃が疲れる → みぞおちが硬くなる → 前かがみ姿勢へ
- 腸が疲れる → 下腹部が張る → 腰が反りやすくなる
- 子宮が冷えて下がる → 骨盤の角度が変わる
姿勢が崩れると、腰は常に不利な位置に置かれ、痛みが生まれます。
内臓疲労は自律神経を乱すため、筋肉が緊張しやすい
内臓の不調 → 自律神経の緊張 → 筋肉の硬さ → 腰痛へ
特に胃・腸が疲れていると、背中の張り・腰のこわばりは改善しにくくなります。
このように、内臓筋膜は腰痛にとって無視できない存在であり、逆に言えば、この部分を整えることで原因不明の腰痛が大きく改善する可能性があるのです。
内臓の状態が腰痛として現れる根本メカニズム

内臓と腰は「まったく別の場所のように見えて、実は深くつながっている」
平井塾の臨床では、この視点が腰痛改善の大きな鍵となります。
内臓の状態によって、腰の痛み方は大きく変わります。
痛む場所、痛むタイミング、痛みの質まで、実内臓の動き方そのものが大きく影響しているのです。
ここでは、代表的な臓器と腰痛の関係を、構造的・生理学的な視点でわかりやすく解説します。
腸の硬さと腰痛:下腹部の冷え・ガス・便秘
内臓由来の腰痛で最も多いのは 「腸」 の問題です。
腸が硬いと起こること
- 下腹部が張って前に突き出る
- 骨盤が前傾・後傾どちらにも不安定になる
- 腸を包む膜が腰椎を後ろから引っ張る
- 歩く・立つ・座るなどの動作で痛みが出る
さらに、
・便秘
・ガス溜まり
・お腹の冷え
があると、腸の筋膜がさらに固まり、腰の可動性が著しく落ちます。
こんな症状は腸由来の腰痛のサイン
- 朝より夕方に痛みが強い
- お腹が張ると腰も痛む
- 温めると痛みが軽くなる
- 腰を揉んでも改善しない
腸と腰は構造的にも機能的にも密接につながっているのです。
肝臓・胃の緊張が右腰を引っ張るメカニズム
右腰の痛みが続く場合、肝臓や胃の緊張 が関与しているケースが非常に多いです。
肝臓は右側の大黒柱
肝臓は体の右側にあり、とても大きい臓器。
疲れたり、食べ過ぎ飲み過ぎで負担がかかると重くなり、右側の内臓筋膜が緊張して、右腰を引っ張ります。
胃の緊張 → 背中・腰のねじれ
胃は横隔膜と連結しているため、胃が固くなると横隔膜が下がり、背中〜腰の動きが左右非対称になります。
こんな症状は肝臓・胃由来のサイン
- 右腰だけ痛む
- 食べすぎの翌日に腰が重い
- みぞおちが硬い
- 呼吸が浅い
右腰の痛みは、内臓チェックの重要なシグナルです。
子宮・卵巣が影響する下腹部〜腰の痛み
女性に非常に多いのが、子宮・卵巣の冷えや緊張による腰痛 です。
特に:
- 生理痛
- PMS
- 不正周期
- 下腹部の冷え
- 生理後の倦怠感
これらがある方は、骨盤内の内臓筋膜が硬くなり、腰の痛みが出やすくなります。
子宮の緊張 → 腰の動きが制限される
子宮は骨盤内の靭帯や筋膜で支えられているため、子宮が動きにくくなるとその緊張が直接腰の筋肉へ。
卵巣の冷え → 骨盤の血流低下
骨盤内の循環が落ちることで、腰の深部が冷え、痛みにつながります。
女性特有の内臓由来の腰痛の特徴
- 下腹部と腰が同時に痛む
- 冷えで悪化する
- 生理前後で痛みが変化する
- 反り腰・猫背を繰り返す
女性の腰痛は、内臓を見ない限り根本改善が難しいのです。
内臓下垂と腰痛:姿勢と重力の関係
「お腹がぽっこり出る」
「猫背になる」
「お腹が重い感じがする」
これらは 内臓下垂(ないぞうかすい) のサインです。
内臓が重力で下に落ちると、腰椎を前に引っ張り、腰の負荷が一気に増えます。
内臓下垂が引き起こす連鎖
内臓が下がる
↓
骨盤が後傾・前傾どちらかに偏る
↓
腰の筋肉が緊張
↓
深部の痛みが出る
特に産後の女性では、内臓下垂と腰痛の関連が非常に強く見られます。
内臓膜の癒着が起こす「動きの痛み」
内臓は本来、呼吸するように上下・左右・回旋の動きをしています。
しかし、ストレス・冷え・過労・手術歴などで内臓膜が癒着(くっつく)すると、動きが制限され、腰の痛みの原因に。
内臓の癒着による特徴
- 立ち上がる瞬間に痛い
- 反る・前屈で引っかかりがある
- 腰全体ではなく一点が痛む
- 背骨をそるとお腹がつまる感じがある
これは揉んでも、ストレッチしても改善しにくいタイプの腰痛です。
筋肉や骨の問題では説明できない内臓由来の腰痛の特徴

内臓が原因で起きている腰痛は、筋肉や骨格だけの問題では説明できない独特のサインを持っています。
レントゲンやMRIで異常がなく、マッサージしても、ストレッチしても、電気を当てても改善しない人ほど、この「内臓由来の腰痛」を疑う必要があります。
ここでは、平井塾の臨床で非常によく見られる特徴を、ひとつずつ分かりやすく解説していきます。
揉んでもストレッチしても治らない
内臓が原因の腰痛は、腰の筋肉をいくら緩めても、ストレッチしても、その場だけ軽くなるか、むしろ悪化する場合もあります。
なぜ改善しないのか?
筋肉は結果として緊張しているだけで、根本にある 内臓筋膜の引きつれ が解決していないためです。
よくあるケース
- 施術直後は少し楽だが、翌日には戻る
- 強く揉むと逆に悪化する
- 腰だけケアすると全く変わらない
原因が腰ではないからこそ、腰のアプローチだけでは不十分なのです。
腰を触っても痛みの原因が見つからない
腰痛なのに、腰そのものを押しても、触っても、検査しても、「ここが原因」というポイントが見つからない。
これは 内臓由来の腰痛の典型 です。
痛みの原因がお腹側にあるため
内臓筋膜は腹腔側(体の前側)にあるため、背中側(腰側)からは触診で状態をつかみづらいのです。
そのため、
- 腰には圧痛がない
- 腰の筋肉は柔らかい
- なのに腰が痛い
という矛盾した腰痛が生まれます。
平井塾のFJAでは、こうした身体の深部の「隠れたエラー」を触診で正確に見つけます。
お腹が張る・硬い・冷たい人は要注意
内臓が原因の腰痛を抱える人の8割以上に、「お腹の異常」 が見られます。
お腹が張っている
→ 腸の動きが低下し、内臓筋膜が固くなっているサイン
触ると冷たい
→ 深部温低下により、内臓の動きが鈍っている
硬い部分がある
→ 胃・腸・肝臓などの機能低下が疑われる
これらがあると、内臓が引っ張った力がそのまま腰へ伝わるため、慢性的な腰痛につながりやすくなります。
特に多い組み合わせ
- 下腹部が冷たい+腰の重だるさ
- みぞおちが硬い+右腰の痛み
- ガス溜まり+動作時の鋭い痛み
お腹の状態=腰痛の状態これは平井塾がとても大切にしている視点です。
痛む日と痛まない日の差が激しい
内臓由来の腰痛の特徴として、日によって痛みの強さが大きく変わる という点があります。
例えばこんな状態
- 食べた翌日に腰が痛む
- 便秘の日は特に腰が重い
- 生理前だけ腰痛が強まる
- ストレスの多い日に限って強い痛みが出る
- 長時間座ると痛いが、動くと楽になる
これらは、内臓の働きの変化がそのまま腰に影響している証拠です。
理由
内臓は日によって状態が変わりやすいため、背骨・筋膜・神経の緊張も連動して変化するから。
筋肉や骨格由来の腰痛にはあまり見られない特徴です。
平井塾の構造思考で読み解く内臓 × 腰痛のつながり

病院の検査で異常がない腰痛マッサージやストレッチで改善しない腰痛、再発を繰り返す腰痛。
こうした原因不明の腰痛の背景には、身体を部分ではなく「構造」として見る視点が欠けていることがほとんどです。
平井塾の「構造思考」は、筋肉・骨・内臓・自律神経・姿勢をひとつのシステムとして捉え、その連動から痛みを読み解こうとするアプローチです。
ここでは、腰痛と内臓の関係を平井塾がどう見ているのか、その本質を紹介していきます。
腰痛の原因は「腰」だけにないという考え方
構造思考の基本は、痛い場所=原因の場所とは限らないという視点です。
腰が痛んでいても、原因は、
- 足首の硬さ
- 骨盤のゆがみ
- 横隔膜の緊張
- 内臓の位置異常
- 内臓筋膜の固さ
- 自律神経の乱れ
など、まったく別の場所にあることが珍しくありません。
特に内臓は重さ・位置・緊張が変化しやすく、腰へ与える影響が非常に大きい部位です。
痛みをつくる「引きつれ」はどこから来ているのか?
これを身体のつながり全体から読み取るのが、平井塾の構造思考です。
筋膜・内臓・自律神経の連動をどう診るか
筋膜は、身体の全部をつなげるネットワークのような存在です。
この筋膜を通じて、内臓の緊張 → 腰の筋膜 → 姿勢 → 神経の反応という連鎖が起こります。
例えば:
- 腸が固い
→ 腸間膜が緊張
→ 腰椎を前へ引く
→ 腰の筋肉が張る
→ 痛みが出る - 胃が緊張
→ 横隔膜が固まる
→ 呼吸が浅くなる
→ 自律神経が乱れる
→ 背中・腰の緊張が強まる
このように、内臓 → 姿勢 → 筋膜 → 神経 → 痛みという明確な構造が存在します。
平井塾の施術者は、この連動を手で聴くように確認します。
傾聴する手で身体の緊張を見極める理由
平井塾が最も大切にしている哲学のひとつが、「傾聴する手」 です。
ただ押す、揉む、矯正するのではなく、手を通じて身体が何を訴えているかを感じ取るという考え方です。
内臓由来の腰痛では、痛い場所を強く押しても改善しません。
必要なのは、
- 緊張している内臓
- 引っ張っている膜
- 反応している神経
- 力を抜けずにいる部位
これらを手で探り当てること。
「傾聴する手」があるからこそ、身体が自然とゆるむ方向へ導くことができます。
構造思考で見えてくる内臓が腰痛をつくるパターン
平井塾の臨床で特に多いパターンをまとめると、
パターン1:腸の下垂+腰椎前方の引きつれ
→ 下腹部の張り・腰の重だるさ・反り腰
パターン2:胃の緊張+横隔膜の硬さ
→ みぞおちの圧迫感・右腰痛・背中の張り
パターン3:子宮の冷え+骨盤のゆがみ
→ 生理痛悪化・腰の奥の痛み・座るとつらい
パターン4:内臓疲労+自律神経の乱れ
→ 痛みが日替わり・ストレスで悪化・午前中がつらい
一般的な整体やマッサージがアプローチできないのは、この深部の構造の問題が見抜けていないからです。
FJAで内臓筋膜のエラーを見つける

内臓由来の腰痛が一般的な施術で改善しない理由。
それは、「内臓筋膜のエラー」を見つける技術が世の中にほとんど存在しないからです。
内臓はレントゲンやMRIにも映らず、押しても硬さがわかりづらい深部にあります。
だからこそ、平井塾のFJA(ファシアティックジョイントアプローチ)は腰痛改善の突破口になります。
FJAは、筋膜・関節・内臓・神経の微細なズレとテンションを読み取る技術 です。
平井塾の受講生が「世界が変わった」と口を揃えて言う理由は、この細部を読む力が身につくからです。
なぜ内臓周囲の膜はエラーが起きやすいのか
内臓は、姿勢・食生活・ストレス・冷えなど日常の負担を直接受けやすい部位です。
内臓筋膜にエラーが発生しやすい理由
- 温度の変化に弱い(冷えで固くなる)
- ストレスを受けると緊張しやすい
- 食べすぎ・飲みすぎで動きが鈍る
- 前かがみ姿勢で圧迫される
- 妊娠・出産で位置が変わる
- 加齢で下垂しやすい
これらの負担は、外から触ってもわからない深部のひずみとして残り、そのまま腰の痛みにつながります。
腰痛患者に多い「深部の膜の引きつれ」
平井塾のFJAで腰痛患者を触診すると、次のような深部の膜の問題が頻繁に見つかります。
- 腸間膜の引きつれ
- みぞおち(胃・横隔膜)の固さ
- 腸の右側(回盲部)の癒着
- 子宮周囲の膜の緊張
- 腰椎前方の微細なズレ
- 横隔膜の左右差
- 足首のロックから続く筋膜の連鎖
こういったエラーは、力任せの施術では絶対に改善しません。
理由
深部の膜は、強い圧に対して反射的に固まるため、優しい圧で、身体の反応を聴きながら調整する必要があるからです。
FJAによる触診でしか分からない細部の問題
FJAが特に優れているのは、「触れただけで身体の深部の状態がわかる」という点です。
FJAでわかること
- 内臓がどの方向へ引っ張られているか
- どの筋膜ラインに緊張が波及しているか
- 腰痛の“出発点”がどこか
- 今、身体がゆるむ方向はどちらか
- その人特有の痛みのパターン
これらを読み取りながら調整することで、内臓の働きが戻り、腰の痛みが自然に改善していきます。
施術例(便秘・胃の硬さ・生理痛由来の腰痛)
平井塾の臨床でよく見られる実例を紹介します。
例①:便秘が続くと腰の一点が痛む(30代女性)
- 病院では異常なし
- 腰を押しても痛みは再現しない
- 下腹部が常に張っている
→ FJAで腸間膜の右側に強い引きつれを発見
→ 調整後、腰の一点痛が消失
→ 便通も改善
例②:みぞおちが硬く右腰が重い(40代男性)
- 右腰だけ慢性的に重い
- 背中のマッサージでは変化なし
→ 胃・横隔膜の緊張が強く肝臓側が引かれていた
→ みぞおち周囲の筋膜を調整
→ 呼吸が深くなり、3回で右腰の痛みがほぼ消失
例③:生理前後だけ腰が痛い(20代女性)
- 産後から腰の奥が痛む
- 生理前に悪化し、冷えるとつらい
→ 子宮・卵巣周囲の膜の癒着を確認
→ 優しい圧で調整
→ 生理痛・腰痛ともに軽減
これらは、内臓筋膜のエラーを解決しない限り改善しなかった ケースばかりです。
姿勢循環整体で内臓が働く身体を取り戻す

FJAで細部のエラーを整えたあとは、身体全体の循環と姿勢を整える段階に入ります。
この2段階の組み合わせこそが、内臓由来の腰痛を根本から改善するための最短ルート です。
平井塾の「姿勢循環整体」は、内臓・筋膜・血流・神経の働きを同時に高め、内臓が動ける身体の環境をつくる施術です。
ここでは、その核心をわかりやすく説明します。
姿勢の崩れが内臓を圧迫して腰痛につながる
姿勢と内臓は深く関係しています。
姿勢が崩れるとどうなるか?
- 背中が丸くなる → 胃・腸が圧迫され、動きが低下
- 骨盤が傾く → 子宮・腸の位置が変わる
- 腰が反る → 腸腰筋・腹膜を引っ張り痛みが出やすい
- 頭が前に出る → 横隔膜が硬くなり呼吸が浅くなる
これらの変化は、内臓の動きを止め、筋膜の緊張を引き起こし、腰痛の温床となります。
平井塾の視点
姿勢とは骨を並べることではなく、内臓が自然な位置に戻れる空間を作ること。
内臓が本来の動きを取り戻すと、腰の筋膜の緊張がスッと抜けていきます。
横隔膜・骨盤底筋の動きを取り戻す
姿勢循環整体で特に重要視するのが横隔膜(呼吸の要)と骨盤底筋(内臓の支え)です。
横隔膜が固いと
- 胃・肝臓・腸が圧迫される
- 呼吸が浅くなり自律神経が乱れる
- 背中・腰に負担が集中する
これは腰痛を悪化させる最大の要因のひとつ。
骨盤底筋が弱いと
- 内臓が下がりやすい(内臓下垂)
- 骨盤の角度が不安定になる
- 腰の深部に痛みが起こる
姿勢循環整体では、この2つの内臓の要の動きを丁寧に回復させ、内臓が動ける空間を取り戻していきます。
全身の循環が整うと腰痛が改善する理由
内臓がきちんと働くためには、血液・リンパ・神経の流れがスムーズであること が必須。
姿勢循環整体は、FJAで整えた細部を「全身の高循環状態」へとつなげる施術です。
循環改善で起こる変化
- 腹部の深部温が上がる
- 内臓の動きが回復する
- 腰の筋膜の張りが消える
- 自律神経が安定する
- 体の重さ・だるさも減る
腰痛は、内臓の働きが戻ると勝手に軽くなることが多いのが特徴です。
標準化された施術で再現性の高い改善をめざす
姿勢循環整体は、誰が受けても一定の結果を得やすいように手順・流れが標準化されています。
これは、平井塾の強みのひとつです。
- 足首
- 骨盤
- 横隔膜
- 内臓の動き
- 背骨の連動
- 呼吸のリズム
これらを毎回同じ順序で丁寧に整えることで、施術者の技量差を最小限にし、改善の再現性を高めています。
例
「初回で内臓の動きが変わった」
「3回で腰の奥の痛みが消えた」
「姿勢が変わり、お腹の張りも軽くなった」
こういった声が多い理由は、構造に基づいた一貫性のある施術が行われているからです。
内臓由来の腰痛は整体で改善できる?

内臓が原因で起こる腰痛は、「筋肉だけの施術」ではほとんど改善しません。
しかし、筋膜・内臓・姿勢・呼吸・自律神経を総合的に扱える整体であれば、内臓由来の腰痛は大きく改善する可能性があります。
では、どんなケースが整体で対応でき、どんなケースは医療機関が必要なのでしょうか。
ここでは、読者が安心して適切な選択ができるように、具体的で分かりやすく整理していきます。
整体で改善が期待できるケース
平井塾の臨床で特に改善例が多いのは、機能的な内臓の固さが原因の腰痛です。
つまり、病院では異常が見つからないけれど不調が続くパターン。
整体で改善できる代表例
- 検査では異常なしの慢性腰痛
- お腹が硬い・冷たい・張りやすい
- 生理前後の腰痛
- 食べ過ぎ・ストレスで悪化する腰痛
- 座りっぱなしで腰が痛い
- 胃腸の不調(ガス・便秘)と腰痛のセット
- ぎっくり腰後の長引く痛み
- 姿勢の崩れが原因で内臓が動きづらくなっている
これらは、FJAと姿勢循環整体を組み合わせた施術で改善が非常に期待できる範囲です。
理由
筋肉ではなく、内臓筋膜と姿勢の問題が痛みの発信源になっているため、構造を整えることで痛みが自然に消えていくからで
医療機関の受診が必要なケース
一方、内臓が関わる腰痛の中には病気による痛みも存在します。
以下の症状がある場合は、整体よりも医療が優先です。
必ず医療機関を受診すべき症状
- 発熱を伴う腰痛
- お腹の激しい痛み
- 尿・便が出づらい(膀胱直腸障害の可能性)
- 明らかな体重減少
- 夜間痛(寝ていても痛む)
- 血便・黒い便
- 持続する吐き気
- 強い貧血症状
- 激しい腹部膨満感
これらは以下の病気のサインである可能性があるため、整体ではなく医療が必要です。
- 腎臓の炎症
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 子宮・卵巣の疾患
- 大腸の炎症
- 泌尿器系のトラブル
- 重度の内臓下垂
- 重度の感染症
平井塾では、医療との連携 を非常に重視しています。
「必要な場合は医療へ」
「整体で改善できるケースは丁寧に」
この見極めが患者さんの安全を守り、信頼関係をつくる基盤です。
内臓ケアと腰痛ケアはセットで考える必要がある
内臓由来の腰痛は、内臓・筋膜・姿勢・自律神経 の4つが同時に乱れていることが多いです。
そのため、腰だけのケアでも内臓だけのケアでも改善しません。
必要なのは次の流れです:
① 内臓筋膜の緊張を緩める(FJA)
② 内臓が動ける姿勢をつくる(姿勢循環整体)
③ 呼吸・循環・自律神経を整える
④ 再発しない身体の使い方を身につける
この順番が揃うと、施術直後の軽さではなく、根本的で持続する改善が起こります。
平井塾では、この構造的な改善を最も大切にしています。
自宅でできる内臓 × 腰痛セルフケア

内臓が原因で起きる腰痛は、筋トレや強いストレッチではむしろ悪化することがあります。
大切なのは、内臓が動きやすい環境を整えること。
これは、難しい運動ではなく、優しい動きや呼吸で十分可能です。
ここでは、平井塾の臨床で効果が高かった内臓 × 腰痛向けのセルフケアを厳選して紹介します。
下腹部の深呼吸(丹田呼吸)で内臓をゆるめる
内臓が固い人に必ず取り入れてほしいのが「丹田呼吸」 です。
下腹部にやさしく空気を送り込み、内臓の動きと自律神経の緊張を整える効果があります。
やり方(簡単3ステップ)
- おへその3〜5cm下(丹田)に手を当てる
- 下腹部がふくらむようにゆっくり鼻から吸う
- 吐く時は細く長く、緊張を手放すイメージで
1日5〜10回で十分です。
効果
- 腸が動きやすくなる
- 下腹部〜腰の緊張が抜ける
- 深部温が上がる
- 呼吸が深くなり、背中の張りが軽減
内臓由来の腰痛にもっとも効果が出やすい呼吸法です
腸・胃・肝臓をやさしく温めるケア
内臓は温度変化に弱いため、冷えがあると筋膜が固まり、腰痛を引き起こします。
温めるべき場所(効果順)
① 下腹部(腸)
② みぞおち(胃・横隔膜)
③ 右肋骨下(肝臓)
④ 仙骨(自律神経の要)
やり方
- カイロを直接肌に貼らず、服の上から当てる
- 10〜20分で十分
- 寝る前に行うとセルフケア効果が倍増
効果
- 内臓筋膜がゆるみ、腰の深部が軽くなる
- 腸の動きが改善し、お腹の張りが減る
- 冷えによる腰痛が解消しやすい
※低温やけどに注意してください。
足首・骨盤を整えて内臓が働く姿勢をつくる
内臓の位置は 足首 → 骨盤 → 内臓 と連動しています。このラインが整うと、内臓が本来の位置に戻り、腰の筋膜が緩みやすくなります。
足首ゆるゆる回し(左右10回)
- 力を入れず、円を描くように
- 内臓下垂の根本原因である“下半身の硬さ”を解消
骨盤の前後ゆらし(10〜15回)
- 椅子に座り、骨盤を前後にゆっくり倒すだけ
- 腸腰筋・腹膜・内臓周囲の緊張がゆるむ
効果
- 内臓が“吊り下がる位置”に戻る
- 腰椎への負担が減り、腰の重さが軽減
- 呼吸も深くなる
冷え・ストレス対策が腰痛改善に必須な理由
内臓筋膜は、冷えとストレスにとても弱い という特徴があります。
冷えると筋膜が固まり、ストレスで自律神経が乱れ、結果として腰痛が悪化します。
今日からできる対策
- 朝、温かい飲み物を一杯
- 夜にスマホを見すぎない
- お風呂はシャワーだけで済まさない
- 特に「下腹部」を冷やさない服装にする
- 深呼吸を1日数回でOK
これらはどれも簡単ですが、非常に高い効果があります。
まとめ|腰の痛みなのにお腹を見る理由

腰痛と聞くと、多くの人は
「腰の筋肉が硬いから痛い」
「骨が歪んでいるから痛い」
と考えがちです。
しかしこの記事で見てきたように、原因不明の腰痛の背景には、内臓の固さ・内臓筋膜の緊張・内臓の位置のずれといった見えない問題が潜んでいることが非常に多いのです。
そしてこの問題は、揉んでも、矯正しても、電気を当てても、腰を直接いくら施術しても改善しないタイプの腰痛です。
内臓と腰は「筋膜」でひとつにつながっている
内臓を包む筋膜は、背骨・腰・骨盤の筋膜と連続しており、その緊張がそのまま腰の痛みとして現れます。
だからこそ、「腰痛なのにお腹を見る」という一見不思議なアプローチが実はもっとも合理的で、本質的なのです。
平井塾の構造思考が導く答え
平井塾では、身体を部分ではなく全体として診る構造思考 を大切にしています。
- 内臓が固い
- 姿勢が崩れている
- 筋膜が緊張している
- 自律神経が乱れている
これらは別々の問題ではなく、ひとつの構造としてつながっています。
だからこそ、内臓が動ける環境を取り戻すことで、腰痛は驚くほど自然に軽くなるのです。
FJA × 姿勢循環整体で根本改善へ
平井塾の施術では、
① FJAで内臓筋膜の深部エラーを特定し調整する
② 姿勢循環整体で内臓が働く姿勢・循環を取り戻す
という2段階で腰痛にアプローチします。
このアプローチによって、
- 検査では異常なしなのに痛い
- 食後に腰が重い
- 生理前後だけ痛む
- 腰を揉んでも治らない
といった原因不明の腰痛が改善するケースが多くみられます。
あなたの痛みは、改善できます
もし今、
- 何年も腰痛が治らない
- お腹の張りや冷えを抱えている
- 姿勢が悪いと自覚がある
- どこに行っても原因がわからない
そんな状態であれば、内臓の状態を整えるアプローチを試してみる価値は大きいです。
身体は本来、回復する力を持っています。
その力を発揮するためには、まず内臓が働ける構造を取り戻すこと。
それだけで、あなたの腰は驚くほど軽くなる可能性があります。
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構造から腰痛を見てくれる施術者に出会えると、改善へのスピードは大きく変わります。
あなたの腰痛が、今日を境に変わり始めますように。
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投稿者情報:平井 大樹

みゅう整骨院 代表。平井塾 代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。
「患者様の人生に、心からの安心を。」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
- 長期にわたる信頼:みゅう整骨院には、5年以上通われる方が308名、10年以上通われる方も100名いらっしゃいます。これは、一時的な改善ではなく、患者様が私たちに一生の健康を任せてくださっている証です。
- 根本的なアプローチ:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)、姿勢循環整体という独自の手技で、痛みの箇所だけでなく、その根本原因である身体全体の歪みや動きの不調にアプローチします。
- 平井の予約が取れない理由:開業後、患者様の紹介がメインで予約が満員になりました。2020年以降、新規予約は5年待ちの状態です。現在、新規予約を取る予定はありませんが、みゅう整骨院または、平井塾受講生から同じ施術を受けることができます。
このコラムが、あなたの不調を改善し、より豊かな毎日を送るための一歩となれば幸いです。

