「生理前になると腰が痛くなる…」
「毎月、腰の奥がズーンと重くなるのがつらい」
「PMSの時期になると腰痛が悪化するのはなぜ?」
こんな悩みを抱えていませんか?
PMS(Premenstrual Syndrome)は、生理前のホルモン変動によって心と体が大きく揺らぐ時期。
その中でも 「腰痛」 を訴える女性はとても多く、「これはもう体質だから仕方ない…」と諦めている方も少なくありません。
しかし平井塾の20年以上の臨床経験からは、PMSの腰痛には明確な構造的な理由が存在することが分かっています。
その理由は、ホルモン変化 → 内臓(子宮・卵巣・腸) → 筋膜 → 姿勢 → 自律神経という流れで女性の身体が大きく変化するため。
特に生理前に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン) は、むくみ・冷え・内臓の重さ・腸の動きの低下などを引き起こし、これが腰を直接引っ張る原因不明の腰痛の正体になります。
さらに、冷え・ストレスによる自律神経の乱れや、内臓筋膜の緊張が重なることで、生理前に腰痛が急に強くなる女性が多いのです。
平井塾では、痛みのある場所だけを見るのではなく、体をひとつの構造として捉えることでPMSに伴う腰痛の本当の原因を読み解き、改善へ導いていきます。
この記事では、
- PMSとは何か
- 生理前に腰痛が悪化する本当の理由
- ホルモン・内臓・自律神経のつながり
- 平井塾のFJA・姿勢循環整体による回復アプローチ
- 今日からできるセルフケア
- 医療が必要なケース
を専門的だけどやさしく解説します。
「どうして腰痛が出るのか」を理解できれば、毎月のつらさは必ず軽くなります。
それではまず、PMSとは何か?女性の身体に何が起きているのか?
という基礎から解説していきます。
目次
PMSとは?まずは女性の身体の変化を理解しよう

PMS(Premenstrual Syndrome)は、「月経前症候群」 と呼ばれる、生理前に起こる心身の不調のことです。
一般的には「情緒が不安定になる」「イライラする」など精神的なイメージが強いですが、実際には身体症状の方がつらいと感じる女性も多く、その代表が腰痛です。
まずは、生理前に身体で何が起こっているのかを丁寧に整理してみましょう。
PMS(Premenstrual Syndrome)とは何か
PMSは、排卵後〜生理が始まるまでの期間 に起こる症状で、ホルモンの急激な変動が原因です。
PMSで起きやすい症状
- 腰痛
- 背中の張り
- 頭痛
- 便秘・下痢
- 下腹部の張り・痛み
- むくみ
- 冷え
- 眠気
- 不眠
- イライラ・不安
- 涙もろくなる
このように、体と心の両方に症状が出るため、正体がつかみにくいという特徴があります。
排卵後〜生理開始までのホルモン変化
生理前の大きなキーワードはプロゲステロン(黄体ホルモン) です。
排卵後に急上昇し、体を「妊娠に備えたモード」へ変化させます。
プロゲステロンが増えると起こる変化
- 体に水分を溜め込む(むくみ)
- 体温が上がる
- 腸の動きが落ちる
- 内臓が重くなる
- 眠くなる
- 気分が不安定になる
この変化が、生理前の腰痛・冷え・張り・重さ に深く関係しています。
さらに、生理直前になると…
プロゲステロンは急激に減少し、代わりにエストロゲン(卵胞ホルモン)も低い状態になります。
すると、
- 筋膜が硬くなる
- 自律神経が乱れやすくなる
- 血流が低下する
- 冷えやすくなる
という状態になり、腰痛がピークに達しやすくなります。
PMSの典型的な身体症状・心の変化
PMSでは、身体的な不調と心の揺らぎがセットで表れます。
身体症状(主に骨盤内・腰周りに影響)
- 下腹部の重さ
- 腰の奥の鈍痛
- お腹の張り
- 便秘・ガス
- 冷え
- 背中のこわばり
精神的な変化(自律神経の乱れ)
- イライラ
- 不安
- 涙もろさ
- 集中力低下
- 眠りが浅くなる
これらの変化が連動し、「PMS期になると腰痛が必ず悪化する」という状態をつくり出します。
なぜPMSで腰痛が悪化するのか?構造的メカニズムを解説

PMS期に腰痛が悪化するのは、「ホルモンが乱れるから」だけではありません。
女性の身体は、生理前になるとホルモン → 内臓 → 筋膜 → 姿勢 → 自律神経という順に影響が広がり、この連鎖が腰痛の温床をつくります。
ここでは、PMSの腰痛が起こる本質を構造という視点でわかりやすく解説します。
プロゲステロン増加によるむくみ・冷え
生理前(排卵後〜月経直前)は、プロゲステロン(黄体ホルモン)が急上昇 します。
このホルモンは、体を妊娠に備えた守りモードにする働きがあるため、次のような変化が起こります。
プロゲステロンの影響
- 体に水分を溜める → むくみ
- 血管が収縮しやすい → 冷え
- 体温が変動 → 自律神経が乱れやすい
この「むくみ × 冷え × 自律神経の揺らぎ」が、腰痛を悪化させる大きな原因となります。
特に冷えは、子宮・卵巣・腸を包む筋膜(内臓筋膜)を固くするため、腰の奥の痛みに直結します。
子宮と卵巣が重くなることで骨盤が不安定に
生理前は、子宮や卵巣が普段より重く・むくみやすくなります。
子宮・卵巣が重くなると起こること
- 内臓が下方向に負荷をかける
- 骨盤を支える靭帯にテンションがかかる
- 骨盤が後傾しやすくなる
- 姿勢が崩れ、腰に負担が集中する
特に、仙骨子宮靭帯・子宮広間膜といった深部の膜は、腰の奥の痛みに直結します。
だから、生理前は「腰の奥がズーンと痛む」という独特の痛みが出やすいのです。
内臓筋膜の緊張が腰の奥を引っ張る
PMS期の腰痛の痛みの正体は、内臓筋膜の緊張が腰椎を前から引っ張ること にあります。
内臓筋膜が固くなる原因
- 冷え
- むくみ
- 便秘・ガス
- ストレスで呼吸が浅い
- 子宮・卵巣の位置変化
筋膜が固くなると…
腸間膜・子宮広間膜などが腰椎・仙骨に直接テンションをかけ、腰の深部に痛みを生むのです。
これが、押してもコリが見つからない原因不明の腰痛の正体です。
自律神経の乱れで腰〜背中の緊張が強くなる
生理前は、ホルモン変動により自律神経(交感神経・副交感神経)が乱れやすい状態。
その結果
- 呼吸が浅くなる
- 背中が張る
- 腰回りの筋肉がこわばる
- イライラや不安で筋緊張が増す
- 睡眠質が低下して回復力が下がる
自律神経が乱れると、腰椎まわりの筋膜は硬まり、血流も悪化。
つまり、ホルモン → 自律神経 → 腰の緊張という流れで痛みが強まります。
冷えがPMS腰痛を強める理由

PMSで腰痛が悪化する女性の多くに共通しているのが 「下腹部の冷え」。
冷えは単なる体温の問題ではなく、内臓・筋膜・血流・自律神経 に連鎖的な影響を与えるため、生理前の腰痛を一気に悪化させる核心要因となります。
実際、平井塾の臨床でも「冷えている間は腰痛が改善しにくい」というケースが非常に多く見られます。
では、なぜ冷えると腰痛はこんなにも悪化するのでしょうか?
下腹部の冷えが子宮・腸の動きを止める
生理前は、そもそもプロゲステロンの影響で血流が不足しがち。その状態で冷えると、子宮・卵巣・腸の動きが極端に低下します。
下腹部が冷えると何が起こる?
- 子宮が固くなり動きにくくなる
- 卵巣がむくんで重くなる
- 腸の蠕動運動(動き)が弱くなる
- 下腹部の圧迫感が増える
- 内臓筋膜が固まりやすくなる
これらの変化はすべて、腰を前から引っ張る深部のテンションに直結します。
こんな症状がある人は要注意
- おへそ〜下腹がいつも冷たい
- 生理前は便秘になりやすい
- お腹が張ると腰も痛くなる
- 温めると腰がラクになる
冷えと内臓の動きは、想像以上に密接です。
骨盤内の血流低下と深部の冷えが痛みを強くする
冷えで怖いのは 表面ではなく深部の冷えです。
特に生理前は骨盤内の血行が落ちているため、下腹部の深部温度が急激に下がりやすくなります。
深部が冷えると起こる変化
- 子宮・卵巣の緊張が増す
- 骨盤内の血流がさらに悪化
- 腰の筋膜が硬くなる
- 神経が敏感になり痛みを感じやすくなる
つまり、冷え → 血流悪化 → 内臓緊張 → 腰痛という悪循環が完成してしまうのです。
深部冷えは、「温めてもすぐに冷える」「お腹の奥だけ冷たい」という感覚に直結します。
冷えによる横隔膜の固さと自律神経への悪影響
意外に見落とされているのが、冷えが横隔膜を固くするという事実です。
横隔膜は呼吸の中心であり、内臓を上から支える天井のような存在。
しかし、冷えると横隔膜が動きにくくなり、次のような全身的トラブルが起こります。
横隔膜が固くなると…
- 呼吸が浅くなる
- 背中が張る
- 自律神経が乱れる
- 腰の筋肉に無意識の緊張が走る
- 腹圧が下がり内臓が重くなる
特にPMS期は精神的にも揺らぎやすく、交感神経が過敏になりやすい時期。
そこに冷えが加わると、「自律神経の乱れ → 筋膜の緊張 → 腰痛」という悪循環が加速します。
子宮・卵巣・腸の状態がPMS腰痛を引き起こす仕組み

PMSで腰痛が悪化する最大の理由は、内臓の状態そのものが腰の筋膜と深くつながっているから。
特に生理前はホルモンの影響で内臓が重くなり、動きが低下し、それに伴って筋膜が引きつれやすい状態になります。
ここでは、腰痛をつくり出す内臓側のメカニズムを子宮・卵巣・腸の3つに分けて丁寧に解説します。
子宮広間膜・仙骨子宮靭帯の緊張
子宮は、筋膜と靭帯で骨盤内に吊り下げられています。
特に重要なのが子宮広間膜 と 仙骨子宮靭帯。
生理前に起こる変化
- 子宮がむくんで重くなる
- 周囲の筋膜が引き伸ばされる
- 子宮が“下がり気味”になる
- 内臓の重さが骨盤底や仙骨に負荷をかける
これにより、子宮周囲の筋膜が硬く緊張して腰の奥にズーンとした鈍痛を作り出します。
押しても痛みが見つからないのに痛い、これはまさに内臓筋膜由来の腰痛の典型です。
卵巣周囲のむくみと周期性の腰痛
生理前はプロゲステロンの影響で卵巣がむくみやすい状態になります。
卵巣がむくむと…
- 卵巣提索などの靭帯にテンションがかかる
- 卵巣の重さが左右どちらかの骨盤に寄る
- その方向の腰が痛くなる(左右差)
例えば右側がむくむと、右骨盤・右腰椎・右仙骨に負担がかかりやすくなり、右腰だけ痛い、右のお尻が張る、といった症状が出ます。
生理前後で痛みの出る位置が変わるのは、卵巣のむくみが毎月の揺らぎを作るためです。
便秘・ガスが腰痛を悪化させる腸間膜の影響
生理前は腸の動きが落ちやすく、便秘やガスが溜まる女性が非常に多いです。
腸は「腸間膜」という膜で腰の前側に固定されているため、腸が張ると腰椎を前から引っ張ります。
腸間膜が硬くなると…
- 下腹部が膨らむ
- 腰椎が前に引かれて反り腰になる
- 腰の奥の痛みが増す
- 背中まで張ってくる
さらに便秘が続くと骨盤の動きまで制限されるため、骨盤性の腰痛も併発しやすいのです。
腸のトラブルと腰痛は、女性の場合ほぼセットで起こります。
内臓下垂が起こると腰痛はなぜ重くなる?
内臓下垂(内臓が下がること)は、PMS期に非常に多く発生します。
内臓下垂が起こる原因
- 骨盤が緩む
- 内臓がむくむ
- 横隔膜が固くなる
- 腹圧が低下する
内臓が下がると…
- 子宮・腸が前方に押し出される
- 腰椎が前に引きつけられる
- 骨盤底筋に負荷がかかる
- 腰の奥の重い痛みが悪化する
特に歩くと腰に響くという症状は、内臓下垂のサインであることが多いです。
PMS腰痛でよくある4つの症状タイプ

PMSに伴う腰痛といっても、痛みの出方にはいくつかのパターンがあります。
なぜタイプ分けが重要かというと、痛みの出方=どの内臓・筋膜・自律神経が乱れているかのヒントになるからです。
平井塾の臨床では、特に以下の4タイプが非常によく見られます。
あなたの症状がどのタイプに当てはまるか、ぜひチェックしてください。
① 腰全体が重だるいタイプ
典型的な症状
- 「腰全体がずっと重い」
- 「鉛のようにだるくて動きたくない」
- 「腰だけでなく骨盤全体が重い」
原因になりやすいもの
- 下腹部の深部冷え
- 子宮・卵巣のむくみ
- 骨盤の後傾(姿勢の崩れ)
- 骨盤内の血流停滞
特徴
「痛い」というより重い・だるい・動かしにくいが強いタイプ。
まさに内臓が動けていないサインです。
② 腰の奥がズーンと痛いタイプ
典型的な症状
- 「腰の奥がうずくように痛い」
- 「仙骨の奥がズーンとする」
- 「押しても痛みの場所が分からない」
原因になりやすいもの
- 子宮広間膜・仙骨子宮靭帯の緊張
- 卵巣の片側のむくみ
- 腸間膜の引きつれ
- 仙骨の可動性低下
特徴
押しても痛みのポイントが見つからないのが特徴。
これは 内臓筋膜由来の深部痛によく見られます。
③ 下腹部の張り+腰痛が同時に出るタイプ
典型的な症状
- 「お腹が張ると腰も痛くなる」
- 「ガスでお腹が膨らむ」
- 「便秘になると腰痛が悪化」
原因になりやすいもの
- 生理前の腸の動きの低下
- 便秘・ガスによる腸間膜の緊張
- 下腹部の冷え
- 反り腰の悪化
特徴
腸が張ると内臓が前から腰を引っ張り、前からのテンション → 腰痛という構造負担が生まれます。
④ 気分の落ち込み+腰痛がセットの自律神経型
典型的な症状
- 「イライラすると腰が痛くなる」
- 「落ち込む時は腰が重い」
- 「呼吸が浅くて背中が張る」
原因になりやすいもの
- 生理前のホルモン変化による自律神経の乱れ
- 横隔膜の固さ
- 睡眠の質低下
- 冷え・むくみによる筋膜の硬さ
特徴
メンタルの揺らぎと腰痛が直結するタイプで、生理前は特に症状が強くなります。
背中・みぞおちが硬い人ほど、このタイプに該当しやすいです。
平井塾の構造思考で読み解くホルモン × 内臓 × 自律神経

多くのPMS腰痛の記事は、「ホルモンの影響で腰が痛くなる」といった表面的な説明で止まっています。
しかし、平井塾の施術・教育で大切にしているのは、身体をひとつのユニットとして捉える構造思考。
ホルモンの揺らぎが内臓を変化させ、筋膜を引きつれさせ、姿勢や自律神経に影響を与えて、最終的に腰痛として現れる。
この一連の流れを構造として見ていくことが、根本改善の鍵となります。
ホルモン変化が筋膜と姿勢に与える影響
生理前に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン) は、身体の「水・血流・内臓の重さ」を変化させます。
プロゲステロンの影響
- むくみが増える
- 内臓が重くなる
- 体温変化で筋膜が硬くなりやすくなる
- 腸の動きが鈍くなる
こうした変化が、筋膜 → 姿勢 → 腰痛という連鎖につながります。
平井塾では、この「ホルモンの変化」がどの筋膜・どの内臓に最も負担をかけているかを、手で聴くように見極めていきます。
横隔膜・骨盤・内臓の連動をどう診るか
女性の腰痛は「腰だけ」で治ることはほとんどありません。
その理由は、腰痛の背後に横隔膜・骨盤・内臓の連動不全が必ず存在するから。
生理前に崩れやすい3点セット
- 横隔膜:ストレスと冷えで固くなる
- 内臓:むくみ・冷えで重くなる
- 骨盤:靭帯が緩み不安定になる
この3つは深いところで一本化された動きをしており、どれか一つが崩れると、腰に直接負担がかかります。
平井塾の施術では、「腰を揉む」ではなく、どのポイントの崩れが腰痛につながっているかを見抜くことを重要視します。
生理周期に合わせた傾聴する手の重要性
平井塾が大切にしているのは、傾聴する手(Listening Hand)という考え方。
生理前は身体が非常に敏感で、強刺激を入れると逆に痛みが悪化することがあります。
傾聴する手とは?
- 身体が拒否している方向へ力を入れない
- 内臓の緊張を“感じ取る”触り方
- 患者さんの身体の変化を尊重する
- 必要な最小限の力で調和をつくる
このアプローチによって、PMS期特有の「揺らぎやすい身体」を安全に整えられます。
これは単なる技術ではなく、身体と対話する平井塾の哲学そのものです。
FJAでPMS腰痛の原因点を特定する

PMSに伴う腰痛は、子宮や腸、卵巣などの内臓の変化が複雑に絡み合って発生します。
つまり、痛んでいる場所と、痛みの原因が同じ場所とは限らないというのが大きな特徴です。
そこで重要なのが、平井塾独自の手技FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)。
FJAは、筋膜のごくわずかな張力や内臓の重さの変化を触診で読み取る技術であり、PMS腰痛の原因点(エラー)を高い精度で見つけ出せることが最大の特徴です。
子宮周囲の膜の引きつれ(子宮広間膜・仙骨子宮靭帯)
生理前は子宮がむくみ、その重さが「吊り下げている靭帯や膜」にテンションを生みます。
FJAでは、次のような微細なサインを手で感じ取ります。
FJAでわかる子宮の状態
- 子宮が前に傾いているのか、後ろに倒れているのか
- 子宮広間膜の左右差
- 仙骨子宮靭帯の強い緊張
- 子宮のむくみと温度差
- 仙骨をどの方向へ引っ張っているか
これにより、「腰の奥の痛みの正体は子宮の膜のテンション」という明確な因果関係がわかるようになります。
生理前独特のうずくような痛みは、この深部の膜の緊張が原因になっていることが多いのです。
卵巣の重さによる左右差のテンション
卵巣は、毎月のホルモン変動で「むくみやすい」臓器です。
FJAでは、卵巣のわずかな重さの違いも手で読み取り、それが腰痛の左右差にどう影響しているかを見極めます。
FJAで読み取る卵巣の情報
- 右と左でどちらが重いか
- 卵巣を吊っている靭帯の硬さ
- 卵巣周囲の筋膜の滑走性
- 骨盤の可動制限がどこに出ているか
典型的な症状
- 片側だけ腰が痛くなる
- 歩くと片方の腰が響く
- 座っていると左右どちらかが痛くなる
これは卵巣のむくみによる、左右のテンション差が原因であることが非常に多いです。
腸間膜の硬さ・便秘・ガスによる締め付け
生理前は便秘・ガスが増え、腸が張りやすい時期です。
腸を支えている「腸間膜」は腰椎につながっているため、腸が張ると腰を前から強く引っ張ります。
FJAでは、腸の張り・固さ・動きを繊細に評価します。
FJAでわかる腸の状態
- 下腹部のどこが冷えているか
- ガスが溜まっている位置
- 便の滞りがどこなのか
- 腸間膜が腰椎のどの高さを引いているか
これが腰痛にどう出る?
- 下腹が張ると腰が痛い
- 朝より夜に痛みが強い
- 腰の前側(腰椎1〜3番)の痛みが出やすい
腸由来のPMS腰痛は非常に多く、表面的には腰に原因が見つからないことが特徴です。
横隔膜の動きの悪さと自律神経の乱れ
横隔膜は、内臓の上の天井となる膜。
ストレスが増えるPMS期は硬くなりやすい場所でもあります。
FJAでは、横隔膜の動きの左右差や硬さを繊細に読み取ります。
FJAが評価する横隔膜のポイント
- 呼吸の深さと方向
- 右と左で動きが違うか
- 胃や肝臓の影響が出ていないか
- 緊張が腰・背中へ連動していないか
横隔膜が硬くなると、自律神経が乱れ、背中と腰が同時に緊張するため、精神的な揺らぎ+腰痛の悪化 が起こりやすくなります。
FJAの最大の価値:腰痛の本当の発生源を突き止めること
PMS腰痛の多くは、原因が腰にはありません。
- 子宮
- 卵巣
- 腸
- 横隔膜
- 骨盤内の膜
- 内臓下垂
- 冷えによる深部緊張
こうした体の奥で起きている変化を的確に読み取れるのがFJAの強さであり、平井塾が重視する「構造思考」の真価です。
姿勢循環整体で骨盤内の循環を回復する

PMS腰痛の根本改善には「深部(内臓・筋膜)」と「全体(姿勢・循環)」の両方を整えることが欠かせません。
FJAで深部の原因点を特定したあとは、姿勢循環整体 によって身体全体の血流・姿勢・呼吸・内臓の動きを正常化していきます。
この2つを組み合わせることで、PMSによって毎月悩まされていた腰痛が再発しにくい身体へと変化していくのです。
骨盤のズレが内臓を圧迫するメカニズム
PMS期はホルモン変動により骨盤が緩みやすく、その影響で骨盤が前傾・後傾しやすい状態になります。
骨盤がズレると何が起こる?
- 子宮・卵巣の位置が不安定になる
- 内臓が下がり、腰に前方からテンションがかかる
- 腸の動きがさらに悪くなる
- 腰椎のカーブが崩れて痛みが出やすい
姿勢循環整体では、骨盤の傾きを適正な位置に戻すことで、内臓が本来の居場所に戻りやすくなります。
これだけで、腰の奥の重だるさがスッと消えるケースも多くあります。
横隔膜・骨盤底筋の連動が整うと腰痛が軽くなる
横隔膜(上)と骨盤底筋(下)は、内臓を支える上下のハンモックのような存在。
しかしPMS期はこの2つが同時に弱りやすく、内臓下垂や腰椎の不安定につながります。
姿勢循環整体で整うポイント
- 横隔膜の動きを回復
- 骨盤底筋が働ける姿勢をつくる
- 呼吸が深くなることで自律神経が安定
- 内臓が軽く動きやすくなる
結果として、「腰の奥の痛み」「下腹の重さ」「背中の張り」が同時に軽くなることが多いです。
全身の循環改善でPMSの症状が自然に和らぐ
姿勢循環整体は、骨盤だけ整える施術ではありません。
全身の血流・リンパ・静脈・自律神経の動作性を総合的に整えるため、PMSによるさまざまな症状が落ち着きやすくなります。
期待できる変化
- 下腹部の深部温が上がる
- 子宮・卵巣のむくみが減る
- 腸の動きが改善する
- 睡眠が深くなる
- 頭痛・肩こり・首こりが軽減
- 気分の落ち込みが和らぐ
特に
「冷えが強いタイプのPMS腰痛」には非常に高い効果があります。
標準化されたルーティン施術で再現性のある改善へ
姿勢循環整体には明確な施術ルーティンが存在します。
これは患者さんの身体を安全に整えるためだけでなく、施術者が何度も同じ動作を繰り返すことで技術が自然と磨かれていく構造になっています。
ルーティン施術のメリット
- 施術者によるムラが少ない
- 毎回全身が整うため改善が早い
- 手技の質が回を重ねるほど高まる
- 結果が安定する
この良いルーティンがあることで、PMS腰痛に対して誰でも再現性のある結果を出せるようになります。
PMS腰痛は整体で改善できる?医療との使い分け

PMS期の腰痛は、「ホルモンのせいだから仕方ない」と思い込んでしまう方が多くいます。
しかし実際には、整体で改善が期待できるケースはとても多いのが現実です。
ただし、医療が必要なケースも確実に存在します。
患者さんにとって一番大切なのは、自分の症状がどちらなのかを正しく知ること。
ここでは、安心してケアを選べるように、整体での対応と医療の役割をわかりやすく整理します。
整体で改善が期待できるケース
平井塾が指導する施術院では、PMS期の腰痛が整体で大きく改善するケースが多数あります。
以下の症状は、構造(内臓・筋膜・循環)を整えることで改善しやすい ものです。
整体で改善しやすいPMS腰痛
- 生理前の腰の重さ・だるさ
- 腰の奥のズーンとした痛み
- お腹の張り+腰痛の同時発生
- 冷えると悪化する腰痛
- 生理前だけ便秘になり腰が痛くなる
- 気分の落ち込みに連動する腰痛
- 朝だけ腰が痛い
- 下腹部の冷え・張りを伴う腰痛
これらは、子宮・卵巣・腸のむくみや動きの低下 → 筋膜緊張 → 姿勢の崩れという構造的な原因が大きく関わっているため、平井塾のFJA × 姿勢循環整体との相性がとても良いタイプです。
医療の受診が必要なケース
一方で、以下の状態は整体ではなく医療機関の受診が優先 されます。
医療受診を推奨する症状
- 今までにない激しい腰痛
- 発熱を伴う腰痛
- 動けないほどの強い痛み
- 吐き気・嘔吐が続く
- 出血量が異常に多い・少ない
- 生理周期が極端に乱れる
- 貧血症状(めまい・立てない)
- 片側の下腹部が激痛(卵巣トラブル疑い)
これらの症状は、内科・婦人科・救急を優先した方が安全です。
疑われる疾病の例
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 卵巣嚢腫
- 卵巣茎捻転
- 骨盤内炎症
- 貧血・ホルモン異常
平井塾では、患者さんの安全を第一に考え、必要な場合は速やかに医療の受診を促すことをとても大切にしています。
月経トラブルは早期ケアが改善の鍵
PMS腰痛は、毎月繰り返すことで徐々に体が固まり、痛みが強くなっていくことがあります。
それが慢性的な周期性腰痛に発展するケースも少なくありません。
早期ケアのメリット
- 内臓のむくみが溜まりにくくなる
- 自律神経が安定しやすくなる
- 冷えが改善しやすくなる
- PMS期の揺らぎが小さくなる
- 腰痛が出にくい身体の土台が作れる
毎月訪れるPMS期だからこそ、「痛みが強くなる前にケアする」 ことがとても大切です。
今日からできるPMS腰痛セルフケア

PMSによる腰痛は、「ホルモンのせいだから仕方ない」と思われがちですが、身体を少し整えるだけで驚くほど軽くなることがあります。
大切なのは、冷え・内臓・自律神経の3方向を同時にケアすること。
ここでは、平井塾の臨床で効果が高かった誰でもできるセルフケアを厳選して紹介します。
下腹部の深呼吸(丹田呼吸)で内臓をゆるめる
PMS腰痛で最も効果的なセルフケアが、丹田(おへその下)を意識した呼吸法 です。
生理前は呼吸が浅くなり、横隔膜が固くなることで内臓が圧迫され、腰に負担が出やすい状態になります。
やり方(1日3セットでOK)
- おへその下に手を当てる
- 下腹部がふくらむようにゆっくり吸う
- 細く長く吐きながら、下腹の奥が温まるイメージ
効果
- 子宮・卵巣周囲の緊張が緩む
- 腸が動きやすくなる
- 横隔膜がゆるみ自律神経が整う
- 腰の奥の痛みが軽減する
呼吸は内臓をゆるめる唯一の自律ケア生理前の腰痛に特に相性が良い方法です。
下腹部・仙骨の温めで深部の冷えを改善
PMS腰痛の根底には 深部の冷え があります。
温めるべき場所
- 下腹部(子宮・卵巣)
- 仙骨(骨盤の後ろ)
- みぞおち(横隔膜)
方法
- カイロや湯たんぽを服越しに当てる
- 10〜15分で十分
- お風呂上がりが一番効果的
期待できる効果
- 子宮・卵巣のむくみが減る
- 深部の血流が改善
- 内臓筋膜が柔らかくなる
- 腰の奥のズーンとした痛みが軽くなる
「温めるだけで腰が軽くなる」というのは、臨床でもよくある変化です。
足首・骨盤のゆるめケアで内臓が動く姿勢をつくる
PMS期は骨盤がゆるみやすく、内臓が下がり気味になるため腰痛が悪化します。
① 足首ゆるゆる回し(左右10回)
- 力を抜いてゆっくり回す
- 足首が動くと骨盤が動きやすくなる
② 骨盤の前後ゆらし(10〜15回)
- 椅子に座って前後に軽く傾ける
- 子宮・腸が押しつぶされるのを防ぐ
期待できる効果
- 内臓が本来の位置に戻りやすくなる
- 骨盤の負担が減る
- 腰の深部の張りが軽減
骨盤と内臓は一体構造なので、少し動かすだけでも効果があります。
食生活とストレスケアでホルモンの揺らぎをサポート
生理前はホルモンの影響で腸・内臓・自律神経が敏感になります。
おすすめの食習慣
- 温かい飲み物を選ぶ
- 食物繊維(野菜・海藻・果物)を増やす
- 発酵食品で腸内環境を整える
- 砂糖のとりすぎに注意
- 塩分は控えめに(むくみやすいため)
ストレスケア
- 深呼吸を数回
- 湯船に浸かる
- 寝る前のスマホを減らす
- アロマや好きな香りでリラックス
ストレス → 自律神経の乱れ → 腰痛悪化という流れがあるため心のケアもとても大切です。
まとめ|PMS腰痛は構造を整えることで改善しやすい

PMSによって生理前に現れる腰痛は、決して「ホルモンのせいだから仕方ない」わけではありません。
この記事でお伝えしてきたように、生理前の身体では
- ホルモン変化
- 冷え
- 子宮・卵巣・腸のむくみ
- 内臓筋膜の緊張
- 骨盤の不安定
- 自律神経の揺らぎ
- 呼吸の浅さ
これらが連動し、腰の深部に痛みを起こす構造的な理由が存在します。
つまり、PMS腰痛は身体からのサインであり、適切なアプローチで整えていくことで確実に変化していくものです。
平井塾が大事にしている視点
平井塾では、
- 痛いところだけを押すのではなく、
- 身体全体の構造を読み取り、
- 内臓・筋膜・姿勢・循環を一体として整える
という、構造思考型のアプローチ を大切にしています。
これは、20年以上・10万回以上の臨床経験の中で確立された揺らぎやすい女性の身体を安全・的確に整える手技です。
だから、PMS腰痛は改善が期待できます
- 毎月、生理前になると腰が重くなる
- お腹が張ると腰も痛い
- 冷えると腰痛が悪化する
- 気持ちが不安定なときに腰も痛い
- 原因不明の腰の奥の痛みが続く
こうした症状はFJAで原因を特定し、姿勢循環整体で全体を整えることで、根本から軽くなる可能性が高い です。
生理前の腰痛は、毎月の宿命ではありません。
身体の構造を理解し、整えていくことであなたの毎月のつらさは確実に軽くなっていきます。
もし早く改善したいなら…
「毎月、同じ痛みに悩んでいる」
「原因がわからず不安」
「冷えやだるさも一緒にどうにかしたい」
そんな方は、平井塾の技術を導入している施術院で身体の状態を丁寧に確認してもらうことをおすすめします。
あなたの身体の声を聴き、原因を一緒に探してくれる専門家がいることで、回復力は大きく変わります。
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投稿者情報:平井 大樹

みゅう整骨院 代表。平井塾 代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。
「患者様の人生に、心からの安心を。」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
- 長期にわたる信頼:みゅう整骨院には、5年以上通われる方が308名、10年以上通われる方も100名いらっしゃいます。これは、一時的な改善ではなく、患者様が私たちに一生の健康を任せてくださっている証です。
- 根本的なアプローチ:FJA(ファシアティックジョイントアプローチ)、姿勢循環整体という独自の手技で、痛みの箇所だけでなく、その根本原因である身体全体の歪みや動きの不調にアプローチします。
- 平井の予約が取れない理由:開業後、患者様の紹介がメインで予約が満員になりました。2020年以降、新規予約は5年待ちの状態です。現在、新規予約を取る予定はありませんが、みゅう整骨院または、平井塾受講生から同じ施術を受けることができます。
このコラムが、あなたの不調を改善し、より豊かな毎日を送るための一歩となれば幸いです。

