整骨院が地域で勝つSEO戦略|上位表示より大切な3つの視点とは?

整骨院のブログ運営に関して説明している平井先生の姿

視点①:検索行動ではなく検索意図を読むこと

「地域+症状+悩み」の組み合わせが新規患者を動かす理由

たとえば「○○市 腰痛」「○○ 駅前 整体 肩こり」など、地域名と具体的な症状・悩みを組み合わせた検索キーワードは、新規の見込み患者の行動に直結します。
どこで悩んでいるか、何を求めているか、どんな不安があるかを意識してタイトルや見出しに含めれば、「あなたのブログ記事がうちのことを話してくれている」と感じてもらえる確率が高くなります。

AEO対応:音声検索/自然言語検索で質問形式に答える記事構成

「○○市 整骨院はどこがいいか?」「整体院までどれくらい時間かかる?」など、話し言葉での検索(音声検索)が増えてきています。記事冒頭や見出しに 〜とは?、〜か?、どれくらい〜 といった問いかけを入れておくことで、音声検索で答えとして読み上げられる可能性が上がります。

LLMも評価する「問い → 解答」の明快な構成設計

LLM(ChatGPT等)が情報を要約・引用する際、構造が整理されている記事を好む傾向があります。
「問い → 解答 → 補足説明」という構成を各セクションで意識すると、AIに拾われやすく、検索結果のおすすめスニペットにも載りやすくなります。

視点②:信頼性(EEAT)を可視化する要素の統合

専門性・経験を証明する症例と改善ストーリーの設置

ただ技術を説明するだけではなく、実際に施術を行った具体的症例(ビフォーアフター、改善までの期間、患者さんの生活背景など)をブログ記事に含めること。例:「○○市在住の主婦の方、腰痛が○回の整体で改善したケース」など。こうした一次情報が「あなたの経験と専門性」を証明します。

権威性を高めるための外部リンク・監修・資格の提示方法

整骨院経営者としての資格、学会所属、研修受講歴などをプロフィールで明示する。さらに信頼できる医療情報サイトや論文へリンクを貼ることで、記事内の情報の裏付けになります。こうした要素が EEAT の「権威性」を育て、検索エンジン・読者双方からの信頼を高めます。

信頼性を育むためのレビュー・患者の声・あなた自身のプロフィール強化

口コミ患者の声をブログと診療室の両方でシェアする。「このような悩みを持っていた患者さんがこのように変わった」というリアルな体験談が、信頼の説得力を増します。さらに、院長自身の想い・人となりをプロフィールで語ることで、「この先生なら任せたい」と感じさせる要素が強くなります。

視点③:接点デザインとしてのブログ+Googleマイビジネスの連動

地域検索での表示領域拡大:Googleマップ+地域キーワード活用法

Googleマイビジネス(GBP)の登録を済ませ、名称・住所・電話番号・診療時間などを正確に記載する。さらに「地域+症状」「駅名+整体」などのキーワードをブログのタイトルや本文、カテゴリーに入れることで、Googleマップ検索の上位表示を狙えるようになります。

ブログ記事からGoogleビジネスプロフィールへの導線設計

ブログ記事の最後に「院の実際の場所・Googleマップへのリンク」や「診療時間・予約方法」などを明記し、Googleビジネスプロフィールへ誘導するボタンや案内を設ける。これにより、ブログで検索して知った読者がすぐに来院情報を確認できる流れができ、新規の来院につながりやすくなります。

更新頻度・案内文・写真・FAQなど、ローカルSEOで評価される要素

  • GBP 上の案内文(説明文)は定期的に更新する
  • 院内・外観の写真を高解像度で複数枚登録
  • FAQ を作成して、よくある質問+答えを備えておく
    これらはローカル検索で「この院はどれだけ活発か」「信頼できるか」を判断する指標になります。

これらの視点を活かした戦略プランのステップ

ステップ1:ペルソナ設定と検索キーワードの洗い出し

まずは、新規で来院を考えている典型的な患者像(性別、年齢、生活背景、症状など)=ペルソナを明確にする。そこから「地域+症状+悩み」のキーワードを複数洗い出し、それぞれの記事ネタに落とし込む。

ステップ2:カテゴリ構造とサイトメニューの最適化

ブログに症状別カテゴリ(例:腰痛/肩こり/膝痛など)+地域別カテゴリ(駅名・市区町村名)を設けることで、検索エンジンにも AI にも内容が整理されたサイト構造として理解されやすくなる。

ステップ3:コンテンツカレンダーと品質管理の仕組み作り

月ごとにテーマを決めて発信する(例:1本は症例、1本はFAQ、1本は患者の声など)。また、記事の校正・内容チェックをするルール(誤字脱字・専門用語の説明・写真の著作権・読みやすさなど)を設けて EEAT を担保する。

避けるべき落とし穴と、改善のヒント

単なるキーワード詰め込みの記事になってしまうケース

検索上位を狙うあまり、文章が不自然になると読者にも AI にもスルーされがち。意味を伝えることを第一に、「人間が読んで読みやすい文章構造」「問いかけ」「共感」を入れよう。

誇大表現や誤解を招く表現で信頼を損なうリスク

「必ず治る」「絶対改善」など絶対的な表現は避け、あくまで可能性や経験値を示す表現を。EEAT が重視する「信頼性」を失わないように注意。

更新を怠って「古い情報」で評価を下げる危険性

ニュースやガイドライン、保険制度などの外部要因で状況が変わる可能性があります。記事を半年〜1年ごとに見直し・アップデートをすることで、信頼を維持する。

まとめ|整骨院集客で上位表示より選ばれることを目指そう

  • 上位表示は確かに価値があるが、それだけで集客が安定するわけではない。
  • 新規集客を成功させるためには、「検索意図を読む」「信頼性を示す」「接点設計」が三位一体となる戦略が不可欠。
  • あなたの整骨院でも、これらの視点を意識してブログ・WEB発信を続けることで、検索順位以上に選ばれる院になれる。

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投稿者情報【平井 大樹】

株式会社美絆 代表取締役。みゅう整骨院 代表。整体教育機関ゴッドハンドへの道「平井塾」代表。柔道整復師・スポーツトレーナー。

「治療家を職業から誇りへ」を信念に、紹介だけで予約が埋まる「本物の治療家」を育てる平井塾を主宰。施術歴20年、延べ10万人以上を施術し、リピート率98.5%、新規予約は5年待ちという圧倒的な実績を持つ。

【平井塾が生まれた理由】

高校卒業後、スポーツトレーナーの世界で「本当に人の役に立ちたい」という強い想いを胸に治療家の道へ。雇われ院長時代には、1日来院数255名という日本一の実績を達成。しかし、数字を追い求める中で、本当にやりたかったこととのギャップに悩み、独立後は広告を一切使わない「紹介のみ」の治療院を確立しました。

その経験から、「技術だけでなく、患者さんの心に寄り添う在り方こそが、真のゴッドハンドへの道である」と確信。2020年から始めたセミナー事業も、広告を一切使わず、口コミだけで年間91回開催、延べ770名もの治療家が集まる場所となりました。

【平井大樹の圧倒的な実績】

私が提唱する「在り方で信頼され、結果で指名される」という哲学は、以下の圧倒的な実績によって証明できる確信しています。

  • 長期継続患者数:私が施術している毎月211人の患者様のうち、5年以上継続が211名,そのうち10年以上が93名。これは、一般的な治療院が測る「初回リピート率」をはるかに超える、揺るぎない信頼の証です。当社独自の2年継続率では49.7%という圧倒的な実績を数字で証明しています。
  • 独自のメソッドFJA(ファシアティックジョイントアプローチ)や姿勢循環整体など、単なる技術ではなく、痛みの根本原因を「動きの連鎖」から見抜く独自の臨床思考モデルを確立しています。
  • 全国規模の実績:東京、大阪、横浜、宮崎など全国9社の整骨院グループで社員研修を担当。組織の課題に客観的に向き合い、治療家として誇りを持って働ける社員を育成しています。
  • 安定した組織運営:私が経営する院のスタッフ定着率は平均7年以上。これは、理念と実践が一致したマネジメントの証明です。

「在り方で信頼され、結果で指名される」

平井塾は、技術と人間性の両輪を磨き、治療家として誇りを持って生きる仲間を増やすことを目標としています。このブログが、あなたの治療家人生を変える一歩となれば幸いです。

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